5月1日(金)皐月なり。メーデー?

 五月晴れ♪15℃〜27℃、43%。すっかり初夏の空になりました。メーデーは遠くなりにけり。




 経営者の利益と労働者の利益は、大局的に考えれば一致するはずなんですがねぇ。健全な労働者が十分にリフレッシュしてその能力を最大限に発揮できるようにするのが労働法の趣旨なんですから。また賃金は市場の需要を喚起するって意味合いもありますから、あんましケチると不景気になって経営も行き詰ると。すかす世の中、往々にして短期的かつ局部的な損得しか考えないから対立が生まれるんじゃナインかなぁ。性格的につるむのが嫌いな人がいることは分かりまふが、雇用・被雇用の関係では雇われる方が圧倒的に弱いにきまってますから、固まらないと対抗でけナインだすぅ。非正規が増えて、労働法制も緩くなれば、短期的な利益しか視野にない経営者のやりたい放題になるでしょう。←ってのはかなーり古い労働観ですが、ヴェンチャーとか個人事業主が増えてくると、どーなんだろ?新しい革袋が必要になるのかもね?





 緑の風に誘われて、淋巴、いや琳派絵画展を見にゆった。

 日本橋高島屋で開かれている琳派400年記念行事なんですと。琳派つうのは本阿弥光悦俵屋宗達が創始し、尾形光琳が発展させ、酒井抱一らが江戸で展開し、神坂雪佳が再び京で復興させた、1615年から始まった日本の装飾芸術の本流なんすよ。花鳥風月を生活の中に取り込み、図案化したインテリア・アートなんですぅ。その先進的な美意識で印象派などの西欧絵画にも大きな影響を与えたとゆわれてます。

 大胆な構図、ユニークなキャラクター、たらし込み*1(色を塗って乾かないうちに他の色を垂らし、にじみの効果を生かす技法)などの技法を使った宗達の『風神雷神図屏風』は圧巻ですが(これはレプリカのみ)、子犬が戯れる『双犬図』とか、正面から見た金魚のオモシロ顔『金魚玉図』など可愛らしいのも多いです♪京都・細見美術館がまるまる移ってきたので、旅行に行けない人にはお勧めの逸品!どもども。

 帰りに、室町コレドのにんべんで鯛めし茶漬けを食す。旨し♪

*1:女たらし、爺たらし、などの語源か?