4月7日(火)免疫系の功罪

 前線停滞し、細雨しとしと。終日、10℃前後と寒の戻りなり。





 生活習慣病

 ピーナス(PNAS)つうのに阪大の論文が載っていた。多光子イメージングつうので、わざと太らせたマウスの脂肪組織をを観察してたら、マクロファージつう免疫細胞が沢山集まってくるのが見えたんだっ!それが脂肪細胞に炎症を起こしてるのが分かった。何がマクロファージを引き寄せてるのか分析したら、S100A8タンパクつう生体内化学伝達物質が原因だと分かった。それでS100A8を無効化する抗体をデブマウスに投与したら糖尿病が治ったんだって。脂肪細胞が免疫反応で炎症を起こしてイロエロな生活習慣病動脈硬化高脂血症、糖尿病、高血圧など)を引き起こしている原因の一部が解明されますただ。今後は治療から、予防に応用したいんだっ!ですと。ふむふむ、これでまた高齢化が加速されると。すかす免疫系つうのは生体の要だすが、花粉症を始め悪いこともしてるんすねィ。
http://www.pnas.org/content/early/2015/04/02/1409480112

 でも、このケースのばやいは、まず過剰に太ったという状態を改善する方が正道だと思ふ。太り過ぎの生活習慣病者に抗体を投与して健康になっちゃったら、デブの健康者が巷に溢れて食糧難を生じるYO???ここまで科学技術が発達すると、まず我らが注意すべきは、一つの効用が見つかったときは、必ずその負の側面も考慮に入れることでしょう。これは全ての技術開発に共通する、とても大切な心掛けかと愚考いたしまするぅ。ども。