10月16日(木)霊長類の近縁を調べて、人間社会の源流が分かるのか?

 薄雲の多い晴れ。14℃〜20℃、57%。気温あまり上がらず。朝方、てっぺんの白い富士山が見えた。午後、眩暈がして「いかーん!」とおもたら、ゆーらゆらと、ゆっくりした地震だった。ちょっとした体感のズレでも、精神的な影響は極めて大きいですねぇ。





 そー言へば、ゴリラ先生が京大の総長になったね:


 世界のゴリラ研究における第一人者@山極寿一教授が京都大学の総長に選出され、今後6年間、世界に開かれた大学をリードすると言ふ。その風貌、まさにシルバーバックの如し。背中で威圧しながら、改革を進めてほすいのだ。

 こないだNHKでやってた福山雅治さんの「最後の楽園シリーズ」でゴリラ、チンパンジーボノボの生態の違いをやっていた。霊長類の中でオランウータンは約500万年前に分化し、そのごゴリラ(約250万年前)、チンパンジー(ヤク190万年前)がそれぞれヒトの系統から分離した。チンプはその後約90万年前にボノボと分化したと考えられる。


 チンプとボノボコンゴ川で隔てられているが、約90万年前にコンゴ川の水位が下がる前は一緒だった。チンプの中からボノボの祖先が川を渡り、その後水位の上がったコンゴ川で隔てられた。それでボノボは独自の進化を遂げたとか。果物が豊富だったので大きな群れを作りやすく、しかもメスが群れの中で影響力を持っているので、争いが少なく平和的に暮らしている。一方、果実の少ないチンプ側は小さな群れでメスを取り合うオスの力を背景に暮らしているから、争いが絶えない。他のサルを頃して食べたり、チンプの群れどうしで頃し合ったりと気が荒いですぅ。非常に近縁なのに、雌社会と雄社会でこんなに違うとは、これは人類にも敷衍でけるのかな?


 では、ラリゴの社会はどーなんでしょう? ラリゴの社会は1頭のシルバーバックと複数のメスとその子供という一夫多妻な社会です。草食なので気は荒くない。父親が威厳と厳しさをもって群れを統率し、時には子供の面倒も見ると言ふ。でも、このシルバーバックが氏んだら、どーなんでしょうねこの群れは?しかし、一番の外敵はヒトとエボラなんかではナインかな? ラリゴはけっこう知能も高くて、手話で1000語以上を覚えた雌のラリゴもいます。このラリゴのココちゃんが可愛がっていた子猫が車にひかれて氏んだとき、物凄く悲しんだそうな。そして、氏についての認識を確認すると「眠る」だって、さらに「死んだゴリラはどこへ行くのか」と聞くと、「苦労のない 穴に さようなら」 ...だってよー!これは既に悟りの境地ではあるまいか?


 すかす、人間社会のことは人間社会を調べるのが、一番手っ取り早いのではアルマイト?なんてすぐ皮肉を言うから、漏れは嫌われるんだあああ〜!シューン