6月18日(木)旧歴5月5日の節句で薬草の日。こころコロコロ。

 曇り、午後から時々弱雨パラパラ。20℃〜24℃。東寄りの風やや強し。





 動物の心のココロ:

 霊長類の中にヒト科つうのがあって、その中に4属ありまふ。オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ヒトですね。尻尾が無いのがヒト科に属します。つまり人間と霊長類がいるのではなくして、人間も霊長類の1属なんです。ですからヒトとしてのイロエロな形質(形や性質)も当然、他のヒト科と連続性があるんだすぅ。

 オラン、ゴリラ、チンプたちも、ココロとかコトバ、社会性(仲間との繋がり?)、なども発達の度合いは違いますが、当然みんなその能力は持ってます。それに霊長類は樹上にニッチを得たサル目ですから手足が枝をつかむように進化した4手動物なんだすぅ(4足動物ではなーい)。これらヒト科の4属を比較研究して人間精神の起源を探ろうとの研究がありまふ。

 学ぶ:チンプやゴリラも真似をして「まねぶ」ことをしますが、親は教えません。硬い木の実を石で割るとか、子供は見て学ぶんです。ヒトは積極的に教え、ほめ、見守ります。

 ことば:もちろん声帯がないので言葉を発声することはできませんが、ゴリラ、チンプには概念形成はできるようです。即ち、色と形を対応づけしたり、数の順序を理解したりできます。チンプのアイちゃんとその息子アユムくんが有名ですね。ゴリラのココちゃんは手話で1000語以上を話せまふ♪・・・そして概念メタファーも結構共通してるんすよ。例えばチンプは、空間的な高低を、群れ内順位の高低に置き換えるとか。これはヒトが価格や品質というような目に見えない関係性を理解するため、空間配置を利用した高低を使うようなもんです。また音と形、音と色などの関係も、先天的に決まっていることが多いんだすぅ。ブーバ/キキとかグリーパ/グローパとか?

 子育てのきづな:オランは母のみで、ゴリラは母と父が、チンプは母とお父さんズが、ヒトはお母さんズとお父さんズが、子育てをしますですぅ。

 ココロ:ゴリラやチンプは相手をだまして大口を開けて笑います。チンプの子供はゴッコ遊びをします。でもオラン、ゴリラ、チンプは「今ここ」のみで生きてます。つまり目の前のことだけで、基本的に自己中心です。一方ヒトには「想像する力」があって、未来や実際には無いことも考えられます。そして「私」だけではなく「あなた」のこと、「今ここ」にはないことを考えれますんだ。ンダンダ すなわち人間は、「今ここ」の瞬間に生きるヒト科の仲間と違って、時間的にも空間的にも「今ここ」ではない範囲(宇宙の果てや永遠など)を想像力を駆使して拡大でけるんすよ。・・・でもそのおかげで絶望したりします。(その裏返しで、大きな夢を持つこともできるんだ!)

 
 動物ってどれくらい未来を考えれるんだろ?「今ここ」のスパンの問題なのか?言語とかのツールが無いと質的に無理なのか?詳細な現実を、言語によって脳内に写すときに、必ず概念化、抽象化によるリダクションが起きる。この簡略化によって、逆に時間軸を伸ばせるって理論はあるな。・・・でも、農業を行う葉切りアリとか、木の実を蓄えるリスとか、方々に餌を隠すカラスとか、一見将来を慮る行動が動物にも見られることは確かだ。ふ〜む。ん?