4月1日(火) 年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず

 白っぽい晴れ。11℃〜17℃、26%。乾燥注意報。花粉大杉警報。ヒノキも混じり始めた。入園の児童と入社の黒服が目立つ街角。ういういしい。こふいふ風景は欧米ではあんまし見かけないなと出羽の守





 冬が去り春が来りて夏になり もうすぐそこに秋風ぞ吹く 年はめぐりて人は来り人は去る。






 システムの階層構造とは:

 人間(あらゆる生命も)はたった一つの細胞(受精卵など)から発生したものですから、その存在根拠は全てその細胞の中にあったとみて良いでしょう。そこから分裂を重ね機能分化し260種類の細胞約60兆個(全人類の1万倍もあるよ)に成長します。細胞は一つのシステムであり、色々な細胞内小器官や高分子有機物、化学物質などが有機的に活動しているのです。この細胞が死んだり生まれたりしながら絶えず入れ替わり、超精密な有機体システム人体を構成しています。これは信じらんないほど精巧で機能的で一つの無駄も無いように見えます。

 脳も勿論神経細胞でできてます。大脳で数百億個、小脳で1千億個の色々な種類の機能細胞からできてますが、一個の細胞に数万の接続点があるので神経ネットワークは膨大な組み合わせになります。そのネットは大きく分けると入力(感覚)、出力(運動神経)、内部処理(記憶を中心とした大脳や小脳などの思考作用)の三つに分けれます。上記のように一つの細胞でも膨大な数の他の神経細胞と繋がっているので、取り替えるのは大変な作業になります。それ故、神経細胞は基本入れ替わりません。ですから人間の寿命は神経細胞の寿命と言っても過言ではあーりまへん。(海馬や嗅覚神経など成人後も分裂する神経細胞はありますが。)

 いわゆる一つの神経ネットワークの内部処理が人間の意識や無意識を構成します。このネットワークはあまりにも複雑過ぎてその機序は未だ五里霧中の中にありますが、脳の部分ごとにどのような機能を担っているかのマッピングは大分正確に分かってきました。右脳と左脳の分担と働きも大まかには分かってきました(脳梗塞などの障害部位と欠損機能との対比にて)。この機能マッピングに関しては今後更に詳細な分析が可能と思われますが、主観の本体(クオリア)がどのように形成されるかは不良設定問題の一つと言えるでしょう。

 人間は色々な道具を発明して、身体の代替え、拡張として文化を発達させてきましたが、脳の拡張としてのコンピュータはチェス、将棋などで人間を負かすところまで来ました。それら各ノードのコンピュータを全世界的に結合したネットワークは記憶の蓄積、連想、推論と言う点から一つの意識体と言っても良いでしょう。感情や意志とは何かは定義がとても難しい問題ですが、脳との対比で簡単な定義・モデル化ができればコンピュータ・ネットワークで実現可能です。例えば感情に関しては、プラス/マイナスの各種評価関数で写像できるかも。意思は感情の総合評価関数で代替えできるかも(偽物ですが)。

 このようなシステム階層はどこまで拡張可能なのか?銀河系から銀河団、多重宇宙まで人間の想像の届く範囲へどこまでも、原理的には拡張可能だと思われます。・・・が、が、それら全てが人間が作った物語(ストーリー)だと言われれば、それはそのトーリかもしれませんね。アハハハハハハ






 一つだけ言っておこう。「けろやん。はぼくが最も好きなブロガーです。」もちろん100%考えが一致するってことは無いけれど、彼の悩みや興味や喜びを含めて奥深いところで共感できるんだ。無理しない範囲で続けて欲しいと思います。
人生(って彼が好きでない言葉かな?)なんて一期一会の偶然なんだから。