3月8日(土)まだまだ寒いけど、そろそろ土筆が顔を出す頃

 晴れ。3℃〜9℃、35%。森の中でムクドリが集団で土をつついていた。虫を食べているのかな?野鳥にとっては一番厳しい季節だな。




 アートな1日:

 新宿方面に進出す。人出多し。初台駅前にある東京オペラシティ・アートギャラリィを覘く。ロンドン在住の映像作家「さわ ひらき」の個展をやっている。洗面台やキッチン、書斎などの日常の場に小さな変なものが現れる不思議空間。それが何故か懐かしさや親しみを感じさせてくれる。「領域(テリトリー)」と「境界(バウンド)」がテーマ。小さな旅客機が部屋中を飛び回ったり、洗面台が湖になって馬の群れが森を走るとか、キッチンの小物に足が生えて歩き回るとかシュールな映像はダリのような不思議感が溢れる。10分くらいの映像がたくさんあるのでじっくり見ると2時間は掛かります。映像以外にも小さな石膏の彫刻やドローイングもあり「さわ ひらき」の世界がトータルに楽しめます。普通の(ふつうってなんだ?)美術館と一味違った日常性からの脱出が楽しめるでしょう。テクノロジーの進歩でアートの自由度が増え、イロエロな表現が可能となりました。今後に期待がもてますねィ。イヤぁ〜、おもすろかったぁ♪






 アートな枝ぶり:

 公園で葉の落ちたケヤキを見上げる。青い空に黒い枝がクッキリとオブジェを作る。太い枝から中くらいの枝に分かれ、それが細い枝に更に極細の枝に、それぞれみんな同じ形で分岐していく様はまさにフラクタル構造*1だすぅ。これは枝を作る原理が同じだからですね。いろんな木を調べると種類毎に違いはあるが、みんな同じフラクタル模様です。ホワーン  | そうそう人間の体内にもフラクタルな構造があった。血管や気管支、腸の内壁の構造など。これは体積を増やさずに表面積を大きくする生物学的な工夫によると見られる。再帰的なアルゴリズムで簡単に定義できるから遺伝情報も少なくて済むしね。

*1:図形の部分と全体が自己相似形になっていて次々と入れ子模様になっている構造