3月7日(金)蟄虫啓戸(ちっちゅうこをひらく)

 晴れ、夕方一時雪。2℃〜9℃、32%。依然として虫は穴からでれないどっと。



 頑迷な行政、空気で動く住民:エイジズムとは

 在宅医療や終末医療をオーガナイズしている人から話を聞いた。日本では殆どの人が病院で最後を迎えるが、欧米では在宅(介護施設なども含む)で逝く人が40%以上もいるんだと。先進国の趨勢はAnti-aging(長寿)から With-aging(天寿)へ向かっている。その違いは・・・cureから careへ、病院から地域へ、根治から緩和へ、臓器から人生へ、データからQOLへと重心を移すことです。

 地域間で多い取り組みのバラツキは行政の熱意と世間の風評に差があるようだ。行政が無関心だったり、逆に締め付けが厳しいと在宅医療は進まない。例えば緩和には医療用大麻が著効を発揮し、或る疾患には特効薬にもなるが、行政が頑なだとこれが使えないとか。また地域メディアが前向きに取り上げると地域住民のふいんきがガラリと変わりまふ。

 今日聞いたのは地方都市の話しでしたが、東京や大阪のような大都会ではまた別の様々な問題があるんでしょうね。彼は地域間のバラツキを定量的に指標化して行政・研究者・業界・住民など関係者が同じ認識をもてるような活動をしている。日本も建前のクスリ漬け医療漬けから脱して、尊厳のある最後を迎えれるとイイネ!







 深夜BSで「アポロ13」を見る。まさに人事を尽くして天命を待つだな。ブリコルールのブリコラージュ?