1月13日(月)成人の日に頭の痛いことを考えて見る

 冬晴れ。4℃〜8℃。北北西の風やや強し。寒波はしばらく居座りそう。街で和服に真っ白なショールというおにゃのこの集団を見かける。華やかなり。






 またまたセロトニン:鬱はクスリで治せるか?

 ケタミンって麻酔薬(規制薬物として麻薬に指定されている)がうつ病に即効性があり持続性もあるって噂をおサルで検証した論文が出ました。このケタミンを微量飲むと脳内のやる気を起こす回路のセロトニン受容体が活性化して鬱状態が改善されるんだと。このときグルタミン酸受容体も同時に賦活化されてることも分かったと。今後、依存性などの副作用の少ない似た物質を捜して新薬をつくるんだす。それにこの実験で使ったPETという装置で脳内を調べるとうつ病の確定診断に寄与でけそうだとか。いや〜医療、創薬は日進月歩ですねィ。






 脳の物理主義:

 脳の機能は神経線維のネットワークや脳内ホルモンの物理化学電気的な作用であるならば決定論的であるとする説。いわゆる一つの自由意思ってのを否定しますのだ。これは19世紀の初頭にニュートン力学による天体運行の予測性に舞い上がったラプラスが、全ての物質の力学的状態(位置と運動量)が分かり、それに基づいて瞬時に計算できる知性(ラプラスの魔と言ふ)があれば未来は全て予測でけるんだぁ!と叫んだ時期ににてますねィ。因果律万能期。

 その後量子力学により物質の位置と運動量の両方を同時には確定できないって解釈や、いや多世界論ならクリアでけるぞよとか未だ係争中だす。ま、ラプラスの魔を神様とすれば、因果論なんかに拠らずして全ての未来を予見できるのは当然です。しかし神ならぬ人間の脳内が決定論的とはちと荒すぎる推論。って単に信じたくないだけなのかなぁ?

 ともあれ人間の与える数字自体が掴みきれないって事実はありまふね。即ち人間が方程式に代入する殆んど全ての数字は近似値であると。無理数超越数(e、πなど)のみならず普通の実数だって無限少数なんですからその実態は闇の中。宇宙の果てや極微の世界に無限があるのでは無くして、この世界の至る所に無限な実数が存在するんです。つまり世の真の実体は計算も表記もでけないのであーる。タハハ










 常識とは多数者の偏見であーる!(The common sense is a majority's prejudice.)