10月12日(土)脳が分かるとノーとは言えない人が増えるのか?

 夏晴れ。25℃〜31℃と都心では今日も真夏日。桜も思わず狂い咲き。今夜から気温急降下とか。寝冷え注意報!




 芸術は自己を直接表現する手段だと言ふ人もいますが、絵画にしろ音楽にしろ、それを言語で語る評論家の如何に多いことかっ。フランシス・ベーコンも言葉で語れるようなものは絵画にする価値もなーい!と叫んだが、凡人は言葉にして貰わんと分からんのだすゥ。それに個人の情感性だけだと内在しちまって、作者本人しか分からないっつう独善に陥りがち。芸術とは何か?それは紙幣とおんなじなのかっ?大勢の人が価値があると思うから価値があるのであって、みんなが価値ナーシと思わば無価値になるとか。この項、続くかも。







 お勉強シリーズ:脳の発達とは

 ヒトの脳は1000億個(大脳で言えば数百億個)の神経細胞が繋がった複雑なネットワークで構成されてまふ。この脳神経ネットワークは、遺伝子情報である程度基礎の土台が作られた後、脳の内発的な神経活動と外部からの刺激(経験や学習、外部環境など)によってより精巧な回路に成長しまふ。

 特に大脳が発達した高等生物では、感覚受容、運動能力、心や言語の発達などが外部刺激によって変わりやすい時期(臨界期)がありまふ。母語認識や絶対音感などもそーなのかな?このような臨界期は、環境からの刺激に応じて神経回路の再編、組み替えが最も強く見られる時期なのですね。

 脳神経ネットワークは興奮性の神経細胞と、抑制性の神経細胞の絶妙なコントロール下で制御されます。また、内発的な神経活動は低強度・多頻度、外部刺激は強強度・低頻度という特徴があります。そしてこの二つの特徴を使って臨界期がどーして起きるかの理論が構築されました。

 臨界期の前には内発的な刺激も外発的な刺激もともに脳内ネットワークの形成に係わってますた。その後抑制性の神経細胞が活発になると、強度の弱い内発刺激だけが抑制され、外部刺激(学習など)だけで神経回路が形成されるようになると。これが臨界期ですね。ことばを覚えたり、よちよち歩きをしたり学習しまふ。物や色がハッキリと見えるようになる感覚成熟から心の発達まで、色んな種類、色んな時期の臨界期があって、適宜適切にカスケード状に次々と発現しまふ。

 このような機序の一部が分かったことによって、今後のより詳細なメカニズムの解明で、脳の発達過程を理解することが可能になり、より効率的な教育プログラムが作成でけるかも。ジャン





 その前に、国家や企業により悪用される危険無しとは言えんですゥ。これ科学技術の裏腹なーり!