11月4日(火)「経験による脳回路の変化を新モデルで予測」とか

 快晴!空気が澄明で遠く(富士山とかツカイスリーとか)がハッキリと見えます。13℃〜19℃、39%。





 記憶を記憶しよう:

 可塑性って言葉があって、一般的には粘土のように力が加われば変形し、力が無くなっても変形が保たれる性質を言います。対語は力が無くなると元に戻る弾性ですかねぇ。それで、脳にも可塑性って用語が有って、これは経験によって神経細胞の繋がりが常に変化していることを意味します。

 脳の神経細胞は幼児期を過ぎると、海馬や嗅覚細胞などほんの一部を除いて、ほとんど分裂・増加しませんが、各神経細胞の接続点(千億あるという神経細胞それぞれが1万以上の接続点を持つ)が増減したり、活性化/抑制化されたりして、神経ネットワークとして可塑性を持つことになりまふ。我々の経験・学習はすべてこのような神経ネットワークの構造として記憶されるんですぅ。

 記憶の成り立ちを、ごく表層的にみると、神経細胞の各接続点(シナプスと言ふ)が何度も使われると、その経路が強化され、使われないとその経路が衰えるというヘブタイプの可塑性が知られています(ヘブ博士が発見)。それを強化学習と言います。一方、神経細胞が興奮し杉たり抑制し過ぎたりすることを抑えるため、各シナプスの強弱パタンは保持したまま、全体として強ければ抑える/弱ければ強化するというフィードバック的な整調タイプで、ヘブタイプに比べてタイムスケールの長い可塑性があります。この二つがが脳内のイロエロな可塑性を調整していると思われます。

 従来、この2種類の可塑性が釣り合うことによって安定状態に達すると考えられてきましたが、この理論モデルではイロエロな心理実験に矛盾が出てきた。そこで新たなモデルが研究されたわけですが、このたびこの長短2種類のタイムスケールで働く可塑性がそれぞれ独立に安定に達するというモデルを作り、シミュレーションしたところ実験を良く説明でけたんだと。

 これで可塑性による記憶のメカニズム理解が少し進んで、発達障害学習障害創薬・医療への貢献が期待でけるんだと。心と脳の関係についての理解には未だ日暮れて道遠しですが、ネットをこう突っつくと心理現象はこうなるっ!つうような現象面での双体性理解はだんだん進んでいくんでしょね???ま、役に立てばいっか♪フムフム




 ビーテレで「マインドフルネス」ってのがブームだっ!なんてやっていた。何かと言ふと「過去や未来ぢゃなくして、今ここ」を大切にする心の置き方なんだと。手法は瞑想や座禅、歩行禅など、無心に今やっていることに集中するんですと。自律訓練法とか、なんか名前は変わっても、世の中が閉塞するとおんなじようなものが流行りますねィ。オウムの頃は薬物も使ってたけど。って、今も危険ドラッグとかが広まり始めたかっ!タハハハ