8月14日(日)いろはにほへど

 薄曇り時どき薄晴れ。24℃〜29℃、69%。今年も挿し木した匂いゼラニウムがたくさん根付いて、部屋中いひかほり♪
今日は野外プールでひと歩き。(混んでて泳げないんすよ)




 懐かしい匂い、嫌いな臭い、いい匂い、くさい臭い:かほりイロエロ


 嗅覚というのは結構古い器官で、魚類では既にかなーり発達しています。化学ブッシツを感知するという意味では、原始のバクテリアなんかも備えていると言えまふ。ヒトでも感情や記憶と密接に結びついておりますが、近年認知症改善などにアロマセラピーってのが流行り出しました。ローズマリーの香りを時どき嗅ぐとボケを予防できるそーですぅ♪(ほんまでっか?)

 匂いは脳の前部(鼻腔の上方)にある嗅球ってとこで嗅ぎ分けられます(1種の脳内パターン認識の機能)。今回、その嗅球にある顆粒細胞という神経細胞の働きがマウスを使った実験で明らかになりまひた。顆粒細胞内で活発に発現している5T4という遺伝子に着目し、これをノックアウト(遺伝子組み換えで1個以上の遺伝子を無効化)したマウスを作製し色々と調べたところ、この5T4遺伝子が匂いの識別や感度に大きな影響を持っていることが分かりました。

 すなわちノックアウトマウスは匂いの感度が1/100以下に落ちて、2種類の匂いを嗅ぎ分ける能力も失ったと。神経ネットワーク的には、顆粒細胞から他の神経細胞へと伸びる樹状突起の数がノックアウトマウスでは激減していたんですぅ。この研究を主導した奈良県立医科大の坪井昭夫教授は「この遺伝子が神経ネットを構成する樹状突起を増やすことが分かったので、脳こうそくなどで傷ついた神経回路の修復に役立つのではないか?」と夢を膨らませております。


 そー言えば、怪しげなことを「これはなんか臭うな?」とか表現しますね。嗅覚と推理力の相関か?ぷっ 匂い立つような美しさ!というのは良い用例。これは花の顔(かんばせ)からの類推かな?いずれにしろ匂いと脳機能は密接に結びついていますね。ども。