6月24日(月)意識はあることないこと何でも作っちゃいますぅ

 うす曇り。20℃〜27℃。大潮。スーパームーンに群雲。月齢15.5



 組織票の多い政党の選挙戦略:
 政治の争点を曖昧にして選挙民の無関心を誘い投票率をできるだけ下げること。組織票が100%近ければ、投票率を50%以下に下げると1票の価値を2倍にでける。これは先月、小平市で行われた雑木林伐採反対の住民投票でも同じでしたねぇ。投票率が50%に届かなかった為、開票結果も開示されなかったと。伐採賛成派は投票に行かなければエエんですから、投票率を下げれば有利になるってとても変な制度ではありまふ。今回の都議会議員選挙の投票率は50%以下なんすが、無効にしますか?カハハハ



 人間の意識は仮想の産物である:
 って例に選択盲(Choice Blindness)って現象があることは、だいぶ前にも述べました。被験者に2枚の写真を見せて(例えば、ブロンドと黒髪の美人)、「どちらがお好みですか?」と選ばせる。選んだあと、カードマジックで違う方の写真を渡すと、被験者は自分が選んだ美人ではなく手渡された方の美人を何故選んだのかを得々と語るんです。不思議だけど、被験者全員がこうなってしまう。しかし動画を使って入れ替えの実験をするとリアリティが減少するため、何人かは「いやわたしはこれを選んでません」と気が付くようだ。

 また変化盲(Change Blindness)って現象もありまふ。ある人が被験者に道を訪ねます、道順を聞いている最中にでかい看板を運んでいる作業員が二人の間を遮ります。このとき最初に道を尋ねた人が違う人に入れ替わります。看板屋が通り過ぎた後、被験者は尋ねた人が入れ替わったと気が付かずにそのまま何事もなかったように道順の説明を続けます。不思議ですねぇ。

 人間は、日常では普通に起こり得ない状況を無意識下で認めずに、その状況を無意識下で合理化してしまうために起きる現象と思われます。我々は何でも正確に認識しているという確信は、虚構の上に成り立っていることが分かります。つまり、人は思い込みがすべてだすぅ!  ま、これも思い込みかな?人は時に思い込むこともある、くらいがモデレートでエエかもしれんどす。

 だいいち人は全くの出鱈目を許容でけないようにでけとるんす。何にでも意味を付与して、合理的に説明しようとします。そうしないとホントに気が狂ってしまうから。出鱈目な数(ランダム)の発生にサイコロを要する所以だすぅ。