6月9日(日)弱い者は強く、強きものは弱し

 
 雲の多い晴れ。20℃〜27℃。ロッポンギーにゆって来た。そろそろ花菖蒲も見ごろかも。




 ある仏教会派が主催するフォーラムで高橋源イチロー鷲田清一平川克美が「経済至上主義。科学絶対主義」に反旗をひるがえすってんで見に行ったんでやんすよ。場所は森ビル49Fで見晴らしは極めて良し。わたしが大分前からフォローしている御仁たちでだいたい言いたいことは分かってるんすが、源ちゃんが一つだけイイ事をゆったぁー!

 「今の社会は強い人向けで弱い人には情報すら入らない」と述べた後、児童ホスピスを訪れた感想を語った。「両親や周りの人は落ち込んでみんな暗いのかと思って行ったら、みなさんがとっても明るいので驚いた」と述べ、「真ん中に弱い人がいる集団はものすごく優しいし明るくなれることに気が付きました」だってよー!逆に強者を中心とした社会はギスギスするし、意外と脆いんだって。ま、これは彼の意見だけどね。ぼくは共感しました。

 ホスピスは残りの時間を過ごすところですが、これは私たちを含めてみんなそうなんです。3か月か30年かの違いだけで。だからその時間をできるだけ楽しく、自分にとって有意義に、自分がやりたいことだけをして過ごそうというのは今生きて生活している人すべてに共通します。それに今まで家庭内で介護に疲れた両親は、介護のサポートを受けて負担が軽減し、子供との最後の楽しい時間を享受できるんです。子供には絶対に嘘をつかない。人間として尊敬するから。「ぼく死んじゃうの?」、「そう人はみんな死ぬからね。でも精一杯生きてからしぬんだよ。」

 弱いもの障害をもったものを中心にした社会は、周りの人々を強く優しくするんです。競争社会は嫉妬と攻撃性しか生み出さないと思います。効率はイイかもしれないが、何のための効率なんでしょうねぇ?人が良く生きる為には効率なんか必要なーし!

 これはヨウツベでも見れるらしいから、興味のあるしとは三人の名前でググってみれば?どもどもどーも。