5月25日(土)諸行無常、ゴ〜〜〜ン♪

 うす曇り後うす晴れ。15℃〜22℃と爽やか。ちょっつ新宿方面で正装(って言っても背広にネクタイくらいだけど)を要する会合に出たので、涼しくてエガッタだすぅ。


 骨から何でも分かるって話しを聞いた。生活習慣から、何を食べていたのか?お化粧は?運動は?趣味は?子供を産んだのか?まで殆ど分かるんだと。それにミトコンドリアDNAを辿れば、祖先が北方系か?半島から来たのか?東アジアか?南方系か?最初からいた縄文系か?とか全部分かっちゃうんだってさ!これをパプロタイプと言ふ。
 それで、日本人は昔から海藻や魚介類を食べていたとか、主食はお米だったとか、野菜も時には食べたとか、そういうのが炭素や窒素の安定同位体の分析でぜーんぶ分かるんですとっ!いやはや分析に限度無しですねィ。ラージデータで市場動向や交通流まで分析する時代です。ある人の行動ビデオを1時間も録って分析すれば、考えていることも分かっちゃうかもねぇ。
 大奥の女性は、昔は「顔が広い族」が多かったが、京都の御姫様の細長引き鼻が入って、それが幕末には主流になって、浮世絵にもなったとか。高貴な流れが顔のファッションも形作ると。平安時代は下膨れなオカメちゃんが超美人だったしねィ。すべて斯くたりし!美醜も相対的な事象なのれすから、あえてそれに拘らざるべけんや。
 とわ言え、将軍の正妻の多くがお子もでけずに早死にしちまったのは、京のお姫様の白い化粧が原因であったと言ふ説は如何に?正妻様はほとんどがお公家のご息女であったからなぁ。それは舞妓さんと同じような、真っ白なお化粧が原因であったとか。その高価な白粉の中には高濃度の鉛が含まれていたのれす。これは高貴な方の遺骨から多量に検出されているとも。ああ、美の造形が身を滅ぼすと。貧乏人に幸いあれ♪
 とか言いつつ十年ぶりに会った旧友と、歌舞伎町の暗がりに消えて行ったのでした。