10月26日(金)おもしろうて やがて寂しき 祭りかな

 快晴。13℃〜22℃。天高くジェット機の飛ぶ秋なり。飛行機雲がレールのやうに二筋輝きて。西の空へ消へる。



 なぜ齢を重ねると世界がだんだん詰まらなくなってくるのでせうか?それはね、それはね、経験の累積によりて初体験が少なくなってくるからです。物知りにはなりまふが、その分驚きや感動が少なくなりまふ。これも裏腹。
 幼児は何をやっても初体験れすぅ。這っても立っても歩いてもおもすろいですぅ。初めての木登り、高所からの飛び降り、自転車乗り、水に浮く、潜る、なんでもおもすろいですぅ。初めてのお使い。歌を歌い、本を読み、字を書き、計算をする。お手手を繋いで遠足へ。全部どきどきはらはら。それに色気付くまでは皆仲良しだったけどね。ああ、子供の頃よもう一度っ!小学校のクラス会なんてやってみたいんですが、地元に残ってるのはごく僅か。流動性の高い土地柄ですかねぇ。
 あまりにも良すぎることにはムリがある。汚泥の中でのた打ち回るのが人間でぇ!とは言いつつも子供の頃の理想を手放さない人が、おらは好きだ。ども。

 

 今日一日しか残されていないんだっ!とおもて生きていければ、もそっと世界は輝くのでせうか?でも、そーじゃなくてもそー思うのはとても困難なことに思えます。でも取り敢えずやってみようかな?先の為に「今ここ」を犠牲にしないこと。それは多分人間以外の動物の生き方。でもね、そんなんで人生が輝きだすんなら、それは死刑囚とおんなじだよ?朝お呼びが掛からなければ、「ああ、今日一日は生きれるんだぁ。」ほっとするとか。で必ず死する生物はみんな死刑囚なんだよね?ちげーかな。いやそんなことより、今生きていることを楽しみませう♪ダハダハ