4月22日(木)都内の自然観察とは♪

 晴れのち薄曇りのち晴れ。12.3℃~26.2℃、10%。6500歩。北西風強し。今日も夏日。でも湿度が低くて群馬では山火事だとか。朝夕富士山が良く見えた。

 

 花鳥風月:

 日本人の基底には花鳥風月の季節感があると言ふ。花や鳥は分かるんですが月や特に風に風流を感じるのは、西洋ではあんましありません。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風に音にぞ驚かれぬる」とか。ま、世間の風を読んで生きてきた民族だからかなぁ。タハッ

 わだすなんかがいっちばーん季節を感じるのは、虫たちの動向ですね。春先の蝶の舞とか夏の蝉、秋の赤とんぼなどなど。秋は鳴く虫の音色もいいですねぇ♪冬は昔ならミノムシが木の枝からぶら下がってたけど、今ではあまり見かけません。

 鳥は渡り鳥が季節を感じさせますが、留鳥でもウグイスの鳴き始めは季節感満載ですぅ♪渡り鳥は特に風には敏感で、風の強い日にはカモメが群れになって風に乗り嬉々として乱舞してます。最近おもすろかったのは、雀がすっかり人との共生が身について、手乗り文鳥みたいに人間に懐いてしもたことだす。先日日比谷公園で飲食していたら、雀が寄ってきて肩や腕にとまって餌を催促するんですぅ。生物のこういう順応性には驚かされます。

 最近馴染みになったのはアオサギのぎょえちゃんで、こりは夕暮れ時に湾岸を散歩していると、水門のところで良く見掛けます。水門に明かりが点くと小魚が寄ってくるので、そこを餌場にしてるんす。見てたら10回に1回くらいは狩りに成功しているようでした。湾岸の土手の芝生ではムクドリが群れになって何かをつついてます。ミミズか虫か雑草の落穂かな?桜の季節にはヒヨドリが蜜を吸いながら花から花へ飛び回ってます。ここに時折メジロも混じります。

 春先にビオトープに行くと、小さな土手にカワセミの番が穴掘って卵を温めてたりしますが、こういうところはすぐに撮り鉄ならぬ撮り鳥の野鳥オタクが集まってくるので、あまり風情がありません。鳥たちを眺めていると、採餌や繁殖以外の遊びの時間が多いことに気が付きます。遊びをせんとや生まれけむ♪ってのは人間だけではないのですね。

 都会でも良く目を凝らせば自然がたくさんあることが分かるんですぅ。植物も湾岸は外来種が多いですから、雑草の分布なんかを調べてみるとおもすろいかも♪外来と言えばアリや蜘蛛などの毒虫も入ってくるから注意が肝要!ともあれ自然観察ってのはいつでも何処でも誰にでも出来るから、諸君もやってみるよろし♪ジャンジャン