8月4日(土)虫の脳とヒトの脳、ノウといへるココロ

 乱雲もくもくの曇り、ときおり日差し、ときにぱらぱら雨。終日30℃前後。あちゅい。


 毎日1本〜2本の朝どりゴーヤを消費するのが大変れすぅ。天麩羅も飽きたし、ゴーヤチップも秋田市、今は定番ゴーヤチャンプルを毎日作ってます。塩でもんで酢のものとか、ごま油で炒めたチリメンジャコをトッピングしたのはまだ飽きてない。白ゴーヤにも雌花が付いたから10日ほどしたら実になるでしょう。もうおかずじゃなくて、なにか主食的にしないとダメかもしれんね。ホゲ


 虫たちを見ていると、その運動能力は哺乳類の何千倍もあるように思える。ヒマラヤを超えて何千キロも旅する蝶もいるし、空中で虫を捉えるトンボや何万という蚊柱の中の蚊たちは絶対にぶつからないんすよ。その空間定位能力はとても人間の及ぶとこではなーい!もともと大脳は運動の邪魔をしている位で、手足の動かし方を考えながら歩くととても変な歩き方になりまふ。プ
 この空間定位能力はすべての動物にありますが、人間では大脳皮質の頭頂連合野つうところにありまふ。この部分が脳卒中や怪我などで損傷されると、物体間の距離、遠近、左右、上下の判断が困難となる空間定位の障害や、歩きなれた街の道順が判らなくなる地誌的障害を起こしまふ。また、触覚的物体失認や身体失認や手指失認を起こしまふ。
 自己とは何か?の中心を成す部位ではあるまいか?っつう学者もおりますど。ジル・B・テイラーという女性脳学者が自らの体験を「奇跡の脳」という本で語ってまふ。ある朝突然脳卒中によって空間定位部位が破壊されると、自己が水のように溶けだし、無限定に拡り、形を失って、最後には周りと自分が一体になってしまったと。この女性は8年間のリハビリの末復帰できて、その体験を本にしたわけですが、脳とこころ、脳と自己の克明な記録としてアメリカで50万部以上売れたとか。養老大人はこのことを「自己とはカーナビの矢印であーる」とのたまへり。いくら地図(世界?)があっても矢印がなければ自分が何処にいるのか分かりまへん。空間定位(矢印)の機能が働いてこそ現在地(自己?)を確定でけるのれす。この機能が毀れると現在地(自己?)を示す矢印が溶解して自己がカーナビの地図(世界?)そのものになってしまうとか。
ふむふむ、この世の終わりが斯くたりしかば、意外にしやわせな逝き方ではあるまいか?地より出で地と一体化して去ると。ナムナム

 カントも自己の思考過程・認識構造に深く沈潜して直観と概念の狭間を探検したが、ジル・テイラー女史もその稀有な体験を通して、生きとし生きる人々に希望を与えたといへようか!ども。





おお〜〜〜っとお、サッカーが始まったでござる。しばしごめん。




イーヤッター!キャプテン吉田のスーパーセーブ&スーパーゴオオオオオールウ!