6月10日(日) 地域活性化への献策

 一転すっきり晴れ。暑くなるらしい。夜は雨とか。



 地域活性化には地場産業を育成するに如かず、ひいては日本の産業に活を入れたい!つう若年ながら大志を抱いている人の話を聞いた。今後日本を襲う超高齢社会に対して、センサー技術の実用化でこれを迎え撃つと。東京で研究職をしていたが、事情により地元に帰って色々なコーディネーションをするようになった。日本独自の技術を掘り起し、中でもセンサーのアナログ回路に着目してこれを医療分野に生かさんとする発想。
 糖尿病患者1000万人、予備軍1000万人(弱めの予想)を合わせて日本の成人人口の20%への福音。いちいち採血して分析しなくても非侵襲性(体を傷つけない)で血糖値を常時監視できる携帯型機器の開発に着手したと。原理は近赤外線を皮膚に投射し、その反射光の吸収率でグルコースなどの分子を特定して血糖値を測定する。センサー部分のアナログ回路と信号処理のディジタル分析を組み合わせたもので、半導体開発から機器の量産、医療分野での実証まで幅広い人材をまとめ上げたと。世の中には社会に貢献したいが何をしていいか分からない者がたくさんいまふ。このような人材をうまく糾合して一つの目的に向かわせるのも一つの才能。まず必要なのは楽しいことがやれそうだとの人間力なのかな?これは政治家にも必須の資質だと思われまふ。んで数年後には長野で実用化されるんだと。
 ま元はと言へば、糖尿などは美食と運動不足が原因かと思われますが、そういうネガティブ面に目を向けず罹りそうな人々に簡易な器具を提供しようといふ態度は立派だ。必ずや高齢社会の光になるでありましょう。ども。
 ついでに同じような光技術を応用したバイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数など)を常時トレースする機器も開発するんだと。センサーとメモリを組み合わせれば常時監視も夢じゃない。夢は夜開く。無呼吸症候群などの診断にも有効かもね。患者や医者がどのようなものを望んでいるのかとの原点に返り、決してシーズオリエンティッドでない事業化は人たらしの核に凝縮する。とか、彼と飲んでてつくづく感じたものですた。ああ、若者も決して捨てたもんでもなーい!企業も個人もかねを溜め込んでるばかしでは人も社会も委縮する。金を如何に回すかは魅力的な商品に掛かってまふ。効率とコストばかりじゃ先行きは真っ暗だわな。プ