4月17日(火)モノホンを見ると迫力にふるえます

 うす晴れのち曇り、一時雨。

 定休日の特別鑑賞券をもらってロッポンギへ行ってきた。

セザンヌ展ーパリとプロヴァンス国立新美術館5周年に合わせて内外の90点を集めた企画展示ですぅ。入館者が少ないのでゆっくりみれました。初期と晩年以外に風景、身体、肖像、静物の4つに分類して展示。やはし静物と風景には迫力がありました。近代美術の父と称されるのは、後の抽象画の方法、デフォルマシオンや多視点画法、立体画法、コンポジションなどを色々と試みているからです。アートとネイチャーを二者択一で捉えず、根源的世界を統合的に捉えようとの困難な試み。色彩的には印象派の影響が見れますが、青や黒を使った物自体の厚みを出す試みも見られます。当初は画展落ちまくりでしたが50過ぎてようやく認められ若い画家に影響を与えますた。他の画家から受けた影響と自身の中での熟成が年代を追って良く分かる展示でした。絵を描くことと実存(生き方)を一致させた生涯は哲学的でもあります。
 願わくば 絵を描きつつ 我しなむ 秋しぐれ日に 筆を握りつ
画業に捧げた一生でした。なにしろ奥さんまでカウチ・アップルにしちゃったんすからねぇ。林檎のように動かないモデルを要求したから奥さんくらいしかできなかったとか。プ
8時までネバって見てたら流石に疲れました。でもおもすろかったですぅ。