6月28日(水)ちょいヨシおやじの絵画鑑賞。

 午前中雨、午後雨あがり、夕方から陽ざし。終日23℃前後と低め安定、湿度79%と高くむっし蒸し。





 上野方面に進出す:

 トビカンの券をもろたんですぅ。名古屋から東京に来た友人が、東京周遊つきの切符を買ったら、東京都美術館の券もついてたんだって。バブルいやバベルの塔展が今週一杯で終了なんだって。ブリューゲルの「バベルの塔」を最終章として、15世紀オランダの宗教画から奇才ボスとその模倣者、最後が圧巻ブリューゲルという、だんだん盛り上がる構成になってました。

 ボスもブリューゲルもマクロな視点でミクロを描くってなメタな作品で、細かく見れば幾らでも細部を見れますから、各々の絵に張り付く人が多くって、列が中々進みません。短気なぼくは、少し後ろから流して絵を鑑賞しましたが、流石に最後のバベルはじっくりと鑑賞したい。がっ、そこだけは警備員が二人もついてて立ち止まりを許さない厳しさよ!ああ無情。

 しかし良くしたもので、その背後の壁には、オランダの学芸員と東京藝大との共作で、原画を3倍に精密に再現、模写した大作が展示してあって、そこでは細部までじっくりと鑑賞でけますのや♪バベル全体の迫力ある構図の中に、小さな人間が沢山うごめいていて、塔を建設したり見物したりしています。その微小な人間が皆生き生きと動いているんですね。これがこの絵画のおもすろいところ。人体と比較して塔の高さを推定すると、約510メートルもあるとか。東京タワーとツカイスリーの間位の高さですぅ。いや〜。静物とか肖像画とかの一点に集約したモチーフよりか、見どころ満載でとてもえがったっす♪ボスの想像によるイロエロな怪物たちも見どころの一つですぅ。

 あと、6分位の動画で、ITを使って塔をスケルトン分析してたのもおもすろかったです。レンガを積み重ねて、漆喰で固めた塔が、この後大崩壊して、言語が四方八方に飛び散ったつうのもむべなるかな。かな?どもども。