2月25日(土)生命(いのち)の煌めき♪

 白い雲、青い空の晴れ。4℃〜12℃、47%。






 日本橋方面に進出す:

 若大将じゃなかった、加山又造展を見る。もともと西陣オリジンの日本画家ですが、イロエロな技法に挑戦し、画風を何度も変えているので、「革新性と装飾性の偉人」とかゆわれてました。「やりたいときに、やりたいものを、やりたいようにやる」がモットーの自由人だすぅ♪


 4場面にキュレーションされてて、その第1は「動物〜西欧との対峙」で若い頃の作品群です。ラスコー洞窟の壁画にインスパイアされた動物の描写が実に生き生きと描かれたました。もうこの頃からとても日本画とは思えない画風です。ポール・クレーやジョアン・ミロの影響も大きいです。第2は「伝統の発見」で、尾形光琳の影響を受けた様式美の屏風絵など。その3は「生命讃歌」と銘打って、大好きな猫を中心に、イロエロな動植物、裸婦など生命感に満ち溢れた躍動的な絵が多く壮年期の充実を感じます。最後は「伝統への回帰」で、新しい技法を使った水墨画などに挑戦します。北宋画からのモチーフや宗達的構図をエアブラシやマスキング、噴霧器などを駆使して、水墨画に新境地を開拓した。月と砕ける波を描いた水墨画は迫力あり!桜の巨木や四季草花図は逆に繊細で華やかです。

 このように、技法やモチーフに捉われず、常に新しいものに挑戦する変幻自在な自由人こそ正しく芸術家、いやアーティストと言えるのではないでしょうか♪もう少し生きてたら、デジタルアートにも挑戦してたかもね?どもども。