3月15日(木) 凡人と天才は紙一重?

 暖かに晴れた空、北風強し


 最近「批評家たるな!自分でやってミロ。」という言動が流行っていますが、1億総批評家時代の警鐘としては意味がありそ。しかし、時に偉い人や専門家、専門職が「それならお前がやってミロ!」というのを見かけますが、これは筋違い。それで飯食って皆から尊敬されている人が苦し紛れにそれを言っちゃあおしめえよ。ま、難しいところだけどね。自分たちができないからその人にやって貰っているんですから。でも、文句だけは誰でも言えますからね。それが若者から老人まで、ぼけた人から切れる人まで押しなべて1票もっている民主主義なのかな?
 昔し、猫猫センセvs絶望店主の論争があって、そのとき店主は徹底的に遜り挙証責任は専門家の仕事だとして論争を有利に進めていました。やはし、専門家はそれだけの見識と責任を期待されているのですから、それ位のハンデは当然なんじゃないのかな?凡人があらゆる関心事に「じゃお前がやってミロ」と言われて、それができたら凡人じゃなくして天才になっちゃうものねィ。プ




 ひとこと知識:
生物の全ての細胞の中にはDNAがあり、ヒトの場合は一つの細胞の中のDNAを伸ばすと1.8mにも達する。これが60兆個あるから人体の全てのDNAを繋げると地球と月を3000往復する長さに達します。1つのDNAには30億対の情報があり、このなかでたんぱく質をコーディングしている部分(遺伝子という)が2万2千ほどあります。各個人差はDNAの0.1%の違いに依拠します。最近3万年前のネアンデルタール人の骨からDNAが採取され分析されました。ホモサピエンスによって絶滅させられたと思われていたネアンデルタールのDNAがヒトのDNAに受け継がれていることが分かりました。つまり混血して融合したと。しかしアフリカ人には痕跡が見られません。ヨーロッパ人には5%ほどの痕跡がみられます。アジア人には少し痕跡が見られます。まだまだサンプル数が少なくて、統計的な確証には至りませんがヨーロッパ人の毛深さや彫の深さはひょっとしてネアンデルタールの影響かもしれませんねェ。(DNA伝説注意情報)