3月12日(月)ヒトはパンのみにて生くる者にあらず、タンパクで生きるのだァ

 すっきり快晴

 テレビもPCも半導体もそのうち自動車も落ち目のふんどす。んじゃ何せいっちゅんじゃー!
 日本を先導として、今世紀はあらゆる国が高度老齢化社会に入りまふ。先駆けとしての日本の責任は重いっ!今28歳のしとも2050年には70歳。せっかく未来を予測し想像する能力が備わった(色々な能力を犠牲にしてね)人間ならば、高齢化社会に向けた産業がメジャーだと分かるはず。
 つうことで流石秀才が多い日本の官僚が主導して医療、薬剤、予防など健康を主導する「ターゲットタンパク研究5か年計画」が今年終了する。産官学を巻き込んだ巨大プロジェクトでそれなりの成果が上がっている。
 人間の体には2万以上の遺伝子があり、それが3万ものたんぱく質を作って体の構造を支え、酵素代謝反応の触媒を務め、ホルモンなどで情報伝達を媒介したりしています。要するに身体を作りそこで働く生命現象はほとんどタンパク質なのですね。だからタンパク質を研究すれば生命が分かります。3万ものタンパク質のうち病気に関連しているものが3千ほど、薬剤反応性のあるものも三千ほど、その両方をもってるもの(病気に関連しかつ薬剤反応性のあるもの)が500ほどあり、その半分が研究されました。
 病気の予防治療以外にも、ストレス(乾燥、塩害、低栄養、温度など)に強い植物や綺麗な花、長寿老人学、材料学、エネルギーなど応用は多岐に渡ります。しかも未だその全容どころかホンの一部しか垣間見えない未知の大陸。いくらでも研究分野があります。つうことで、次の5か年計画を立案して構造生命科学を主導しようと文科省が主体となって予算分捕りが始まってますのだ。科学の現状は「夢は宇宙、現実はバイオ」ってなところかなァ。
 ぼくの予想では、一時の情報科学みたいに次の50年くらいは生命科学とその応用でいけるんじゃないのかな?なにしろこの先すぐに100億人くらいで人類が頭打ちになるとすれば、全世界的に超老人社会になるのは火を見るより明らか。その時に必要なのはテレビやゲームではなくして医療介護薬剤なんすねィ。プ