9月21日(土)秋の良き日に、生命科学の前線を見学す。

 概ね曇り。20℃~24℃、66%。夏日ではないごく普通の秋の気候。雨が降りそうで降らなかった。涼すい♪

 

 

 鶴見方面に進出す:

 鶴見川の河口付近に在る理研横浜に行く。生命医科学を研究しているところである。分子生物学をはじめ、NMR(核磁気共鳴)などを使ったタンパク質の先進的な研究をしているところです。

 近年エピジェネティクス(後成遺伝学:DNAの塩基配列の変化を伴わず、DNAやヒストンへの後天的な化学修飾によって遺伝子が制御される現象、およびその機能を研究する学問領域)というのの研究が急速に発展してきて、従来のDNAに拠らねば形質遺伝はあり得ない!つう定説が覆されつつありまふ。発生の各段階や、環境の変化に合わせて、DNAの発現制御が行われ環境に素早く対応でける機構です。一部は子孫に受け継がれるとか?

 あと、タンパク質の研究にもコンピュータがどんどん使われてきて、シミュレーションやデータベース構築など着実に充実してきて、創薬や医療に生かされておりまふ。また、コドンやTRNAを編集して、自然界には無いタンパク質の合成も進んでました。こりも創薬や医療に応用範囲が広いとか。

 このサイトにはNRA(核磁気共鳴)の施設がたくさんあって、高分子解析に威力を発揮しています。科学や化学の発展は、計器の進歩と歩調を合わせるってのを実感できますね。中庭を見ると、ニュートンのリンゴの木やヒポクラテスのスズカケなど著名な樹木がたくさんありました。みんな挿し木とか接ぎ木で分家したもんだすぅ。ポワーン