6月15日(水)自分の頭で自分のことを考えるから堂々巡りするんじゃ

 こんにちは。終日うす曇り。涼しめ。降りそで降らない思わ
せぶりっこ。だんだん世の中が灰色がかってきたぞよ。もう6
月も半ば。深夜になが〜い月食があるとかないとか。















 いくら孤高の人と言ったって、人間ですから党派性っつう宿
痾に罹らん奴はおらんがな。二人で言い合ってれば水掛け論で
すが、3人になればもう既に党派性を帯びまする。プ
 どんな高尚な宗教も必ず分派するし、如何なる超越した哲学
議論も必ず党派がでけます。例えばハイデガー学会は西の方、
ハイデッガー学会は東の方と、既に呼び方から言い争っている。
人間とは言い張る動物でアール。
















 ね、つまらんでそ?メタに眺めれば呆れるよね。知性の塊り
にしてそーなんだから、政治屋や商売人はたまたブンヤなどの
下衆は党派性の固まりでゲス。あらゆる業界は細分化し独自の
符丁を作って、部外者と中の人を峻別しまふ。社会的生物たる
人類のなんたる矛盾かな?嗚呼!
















 これを以って結論付けるのも尚早ですが、薄っすらと人類の
主張には正解つうのがないような希ガス。多様な中での相対で、
その時そこでは正解だが、あの時あっちでは不正解とか。時と
場所、集団により正解は全部違うし、正しいものが次には誤り
を誘発し、また間違いが次の正解を導いたりしまふ。このよう
に全てを相対化した後で、物理における光速のように普遍的な
ものが人間にはあるのか?これが疑問であーる。
















 もしもそんなもんが有るのだとしたら、それは生物の本質、
即ち何がなんでも存続しよう、種として生き延びようつう
本能しか無いような希ガス。いや、かなりメタのメタ乗な意
見れすがねぇ。卑近な日常ではそれこそ五万と生甲斐はある
ですが。美味いもの食べたい、平和に暮らしたい、人の為に
なりたい、良い評判が欲しい、名誉が欲しい、国家に奉仕し
たい、社会の役に立ちたい、・・・などなど。















 でも、「それは何のため?」「そしてそれは何のため?」と
三度繰り返せば、結局ジビンとジビンたちのシソンを残したい
為でね?で、更に何十億年か経てば地球も無くなるんなら、そ
の継続しようって生物の意思も何のため?ってことになるんす。














 これが「理性のド間抜け」っつうやつですよ。頭で、徒に合
理的に考えようとするからこーなるんす。ここはひとつ自己を
滅却して忘我の境地、遊びに笑いに美食に異性に、またその刺
身のツマに偶には苦痛や困難も経験すると。毎日を虫のように
生きるのはどーでせう?














 これはこれで、とても詰まらなく思えるからもう一工夫が
必要ですねぇ。疾風怒濤の勢いで、花も嵐も踏み越えて情欲
に身を焦がすのもまた楽し。この世界に意味があるように感
じられ、すべてがこの上なく美しく輝くときを求めてプルー
スト。それはもう理性の世界ではなく、感性の世界です。
そしてそれは修行による身体性の練磨以外では得られんと。














 はれ?人間の党派性の根源は何か?を追い求めようとした
ら、思わぬドツボに填まったぞい。ちとお頭を冷やしてジック
リ考える課題ですから、またいつか書くかも。













 お〜っとお!映画を見にゆかねば。でわサバラ。ごめん。