5月24日(火)自己合理化の保身は人間の本性なーり!


 こんにちは。小雨のち雲間から陽射し。涼しい。











 データが得られないと深刻な事態を認めない風潮って東電
だけじゃないよね。これはメディアの津波被害報道も同じ。
当初の津波映像を見ただけで只ならぬ被害ってのはすぐ分る
のに過少報道してるから海外に誤解を与えたりしますた。
これらはみんな広い意味での保身が原因なのれすぅ。















 自己合理化(正当化?)の作為、ってのは殆んど人間性
負の本質ですねぇ。人は自分を責めると精神的にどえらい
ダメージを受けます。だから無意識に如何なる理屈をこじ付
けてでも正当化を図りまふ。悪事を為す時も、「俺がやらな
くても、他のやつがやってるよ!」とか、「社会が悪いから
こうしなきゃ生きてけ無いんだあ!」とか、「あいつが俺を
抹殺しようとしてるから、先にやるんじゃい!」とか、「あ
いつが居ない方が社会は良くなるんじゃい!」とかとか。















 催眠術や自己暗示もこうした本質が少し漏れ出したもので
すぅ。嘘はウソではなくって、本人にはそー見えるんすよ。
人は見たいものしか見えないとか。無意識の作為が大半です
が、例え当初は意識して嘘をついたとしても罪悪感を消す為
に、そのうちホントと思い込むようになるのが人間ってもん
す。だから世の中には係争が絶えないんす。正義は我にあり!
















 でも、こういう精神的な保身は汚く見えますが、生物って
のは元々保身が命ですからねぇ。保身しなけりゃスグに無く
なってまいまふ。この保身も蜘蛛みたいに独りで生きてる奴
のは単純なんすが、コロニー型生物はもそっと複雑です。
自分だけ保身しても群れがホロンびれば、自分も滅ぶと。
ここに単身と群れとの相克が起きて、精神的な保身が汚く
見えるようになったんす。でも個人的には自己正当化しない
と生きては行けないと。複雑ですねえ人間も。因みに、痛み
を感じない個体は致命傷に気付かず、すぐに滅ぶと。ハレハレ















 で、精神的な保身は2タイプに分けれます:
・教条的に先鋭化して只唯相手を叩き捲る。
・嫌な事は無かったことにして目をふさぐ。
ま、どっちにしろ議論にはなりまへんな。プ












 原発事故の国会討論報道を見た感想:

 総理と安全委員長の他責化傾向が窺われる。
事実(報道内容にて)
・(総理)あらゆる可能性を考えてくれ。
・(委員長)再臨界の可能性はゼロとは言えないです。
東電ヒラメであたふた。


当為(あるべき姿)
・(総理)現実に即した今出来る最善の手段を考えてくれ。
・(委員長)ゼロに近い再臨界の可能性はありますが、その
 影響は軽微です。むしろ海水注入による冷却を優先すべき
 です。
東電あたふたせず。


と、こう言ってれば両者ともネチネチ小姑からイビれないも
のを。ともあれ現時点での国会論議には値しない、真に詰ま
らん討論でした。










タハハハ