10月9日(金)鴻雁来、渡り鳥が北から飛来する頃

 秋晴れ。15℃〜25℃、38%。久しぶりの夏日なり。小さな漁船の上をユリカモメが群がってついて行った。






 巧遅か拙速か:それが問題だっ!

 
 じっくりと考えて完璧に近い計画を立てないと動けないか、大よその目途が付いたら直ちに実行するか?果たしてどっちがイイのでしょうかっ!実はこれには正解がありまへん。場合場合に応じて、より良い方を選択するしかあーりまへん。経験的に言へば、すぐに実行してから結果に応じて補正をする方が、結果として上手くいく場合が多いですぅ。但し、実行の結果が致命的、壊滅的な影響をもたらす場合は、いくら検討しても、し過ぎることはあーりまへん!(Ex.原発稼働、戦争発起などなど)

 しかし近年の日本社会はミスを怖れる余り、行動が遅くなる、あるいは行動をしなくなるというケースが多くなったと思います。これには社会の官僚化が少なからず影響を与えているのではないか?役人にも稀にすごく挑戦的な人はおりますが、大方は保身的で前例を尊び失敗を恐れる傾向があります。役所と言ふ固定化した組織の中で、上に行くための順応です。

 これが政界にも蔓延し、国会質疑は言葉じりの取り合いとなりました。その結果、どんな細かい質問にも正確に答弁するため事前の質問票と、それに対する官僚からの事前答弁書が不可欠となりました。この変に神経質なシステムを改めるには、政治家の細かいミスを咎めない態度が必須となります。これに関しては特に、メディア人の責任が極めて大きいと思います。

 つい先日も、米国での総理の記者会見にて事前の質問票提出と、それに対する定型的な回答が米国ジャーナリストを呆れさせました。事前の報道各社割り振りはまだしも質問提出は検閲ではないのか?とのジャーナリスト倫理に関する疑問です。正に日本の常識は世界の非常識になりつつあります。仮にジャーナリストとしての矜持が微かに残っているのなら、お貰い記者クラブは廃止すべきでしょう。か?

 どすこーい!四股踏んじゃった〜♪「政権よいしょぉー!」ハレハレ