3月27日(日)災厄の時、人類の本性に善性を見る救い

 こんにちは。朝のうち快晴、富士山が近くに見える。午後
から雲の多い晴れ。北よりの風。世情は騒がしかれど、春の
気配はアスファルトの割れ目からも立ちのぼる。









 大川沿いを散歩。桜の芽がだいぶ大きくなりました。月
末には開花かも。春望:



「国毀れて山河在り 城春にして草木深し 時に感じては花
にも涙を濺ぎ 別れを恨んで鳥にも心を驚かす 烽火 三月に
連なり 家書 万金に抵る 白頭掻けば更に短く 渾て簪に
勝えざらんと欲す」トホ


 
 3月11日 イレヴンス オフ マーチ または スリー・イレブン は
時代の転換点として永遠に記憶に残るでしょう。どのような
時代に変わるのかな?市場主義・競争社会からもう少し共同
体志向の穏やかな社会に移行できるのか、エネルギー問題の
方向は?首都機能の地方分散、地方分権の強化、帝国主義
地政学の世界にどう対応するのか、憲法をどーするか、官僚
依存かヴェンチャー志向か、サステーナブルな自然回帰か、などなど
従来から固着した懸案が一気に解を迫ってくる。














 しかし、もともと1か0、オール オア ナッシッシングのデジタル
な解が無いから悩んできたのであって、すっきりしようとし
たらどちらかのドツボにはまる。その境界を探りつつ、常に
バランスを図り、多様性を維持しつつ、その都度フレキシブルに
現状に合わせるという老練な手管が求められる。これは理想
家肌の若手ではなく、むしろ多少悪めな現実家の出どころと
思います。と思えば官僚にもけっこう居そうなタイプだな。
いやいや大企業の経営者や御用学者にも多そうだ♪と言った
ら現状の産官学のトライアングルと変わらんではないかいな???

















 元々、この人類社会は進歩しているのか、いやむしろ退行
しているのか、いやいや同じようなところをぐるぐると回っ
ているのかの歴史観でもやり方は変わってくるのでしょうね。
世界中が支援を送ってくれて、復興を祈っている。これと角
突合せて覇権を競う状態との違いは何か。ホントはみんな困
っている人々の役に立ちたいんだけど、争いはなぜ起きるの
か。寛容で許しあい助け合う世界は、どういう心持なら実現
できるのか。憎しみ争い叩き合う世界は、どういう心持で現
出するのか。不倶戴天の敵とどーしたら共存できるのか?
歴史に例が無い事はないのれすぅ。人間の本性に、助け合う
自分を高貴に感じ、憎み合う自分を卑しく感じる心性があれ
ば、まだ人類に救いはあるのかもね。




















 ともあれぼくは賛同者が少なくても、お花見をやることに
した。「年年歳歳花相似たり、歳々年々社会同じからず。」




















 そういえば三春の滝桜、今年は寂しく咲くのかなあ〜。














 

ムムム