12月28日(土)イナーシャの大きすぎる社会とは。

 快晴。4℃~11℃、29%。北寄りの風やや強し。ムクドリの大群を見る。

 

 継続は力なり?

 創業200年!なんてのは食べ物屋の老舗くらいで、大企業で昔から続いているところはろくなものではありません。みちゅびしとか、しゅみともとか。ときおりパワハラ事件は起こしてますが、目立ったイノベーションは皆無です。何故か?過去の成功体験を否定しきれないからですね。こりを前例を踏襲する官僚体質と申します。

 技術の進歩は絶えざる自己否定によって齎されるのはご案内の通りです。前の技術をいち早く否定し、新しい技術に果敢に挑戦したところが生き残ります。一時の先行に安住していると、あっという間に追い抜かれる厳しい世界なんすよ。ヴェンチャーが次々に立ち上がる米国西海岸などでは、仕組み的にこの新陳代謝が起こりますが、社内ベンチャーなんて甘いことゆうてる大企業では、所詮無理な話なんですぅ。

 大型コンピュータからオフィスコンピュータに移り、ワークステーションからパソコンへ、さらに携帯からスマフォに進化して、今ではパソコン機能、電話機能の殆どを網羅し、さらにカメラ、時計、辞書、電卓、ゲーム、カーナビ、発券、お財布などなどがスマフォに入りました。スマフォがないとまともな社会生活さえ送れません。スマフォを取り上げられた子供が絶望して家出するくらいです。

 光あれば影あり。スマフォのせいで本や新聞やビーテレが廃れつつあります。いつも誰かと繋がっているので、じっくり考えたり、一日中野山で何もせずに自然の中で過ごすことも少なくなりました。中にはゲームに嵌ってしまう人も出てきます。一日の時間の使い方がすっかり変わってしまうんすね。待ち合わせとか、友人関係、仕事の進め方、勉強の仕方、教育のあり方、研究の仕方、料理の作り方などなどあらゆる生活の局面ががらりと変わります。それがディジタルネイティブとそれ以前のロートルとの断絶を生み、社会に亀裂が走ります。ま、移行期的混乱とでも申せましょうか?

 でも、通常新しいことは正しいとして社会が進んできましたから、たぶん若い人の方が正しいんでしょうね。つう見地からは、政界、財界、官界、企業、報道でロートルが権力を持ってるのは、日本の発展にとって大ブレーキなのではアルマイト!ドーデスジャロ?