3月28日(月)組織はなぜ腐るのか

 こんにちは。概ね晴れ。冬空はなかなか去らない。風は
四方八方に吹き南よりに落ち着く。このところの寒さで、
少し遅くなるかと予想した靖国の標準桜が開花したとか。





 唐突ですが、一連の社会現象を見て、思うところあり。


「人間といふものは、”車線減少右に寄れ”という標識を
見たときに右車線を走る人間と、左車線をつっぱりしる
人間の二種類に分類可能だという結論に達しました。
なぜ工事でふさがれた左車線を走るかというと、右車線を
走るドライバーは”割り込み”車両の割り込みを妨害しな
いからです。
 だから障害物のない右車線が渋滞し、障害物のある左車
線を割り込み車両が暴走するということが起きます。今後
このような状況において右車線を一般に”大人専用車線”、
左を”こども専用車線”と呼ぶことを提案させていただき
ます。(たちゅる)」















 つう記事に接して考えること有り。電車の乗降で双方押
し合いヘし合い効率の悪い香港の地下鉄。北京の切符売り
場もそーでした。いやいや王府井(ワンフーチン)の餃子屋でも
注文は我先に声の大きい者のしか通らない。順番をキチン
と守って大人しく待つという風習の無い社会も、これは
これで活気があってよろしつう感慨が湧いてきたのは大分
後の事でした。














 どっちが生物的に正常か?っつうと勿論並ばない方で
下衆。並ぶのは教育による躾れすね。ですから不自然なん
れす。無理してまふ。でも自然界は思いやりなどない、
強驕弱劣の世界れすからね。 弱きをタスク??? プ






















 で、「組織は必ず腐る」っつう経験論はどーして生まれ
たのか?組織は出来立ての頃はその存続を賭けてあらゆる
努力をする。何にでも挑戦する。イロエロな試行錯誤を重ね
て、経験を積み上げる。そして実績を残し、安定してくる。
今までと同じやり方、成功体験に安住して新しいことに挑戦
しなくなる。いやむしろ、従来にないやり方に忌避を示す
ようになる。これは、その構成員の資質や才能または学習、
経験に関わらず、必ず起こってくる。構成員は長らくその
組織で暮らすうちに、その組織のやり方以外では生きていけ
なくなる。所謂、つぶしが利かなくなるのである。そーする
と、その組織が社会のためにならない事をやったとしても、
表立って反対が出来なくなる。なぜなら、最早その組織を離
れて生きていけないから。自身と共に、組織も保守的になり、
自己保存が最大の目的になるのです。
















 各生物個体がそーであるように、組織も自己保存のみで
動くようになるのです。これが、自然の摂理。組織も例外で
はありません。



















 しかし。時々突如として、自己保存を無視して正論をいう
変異体が現れなければ、組織を超えて社会全体が腐ってしま
うのでしょうね。凡人にはとても出来ないむずかすい事れす。
ホワンインの方、学者の方、政府の方、東電の方、色々な方
々の言辞を聞きながら、そんなことを思いました。















 ああ、認めればぜーんぶ認めれるし、否定すればぜーんぶ
否定でけるし、とかく社会ってむずかすい。




















ショボーン