11月8日(月)戦争と平和と小津の魔法使い

 こんにちは。薄晴れ。空気の明澄度3。遠方かすみかかる。
気温20℃前後と暖か。方々でぎんなんのかほり高し。プーン










 さて、人々は平和を希求する反面、揉め事を待ち望むよう
なとこもあります。矛盾した心情。戦争なんて最も血湧き肉
躍る事件にて、映画、講談のみならず小説などでも一番取り
上げられてるんぢゃないかな?大河ドラマも江戸中期とかの
平和な時代のは視聴率が振るいまへん。幕末とか元亀天正
頃(所謂戦国時代ですがこれはずっと後に作られた呼称)と
か、動乱の時代を取り上げれば必ずヒットしますね。プッ












 何故なんだろうな?「太く短く!」ってな志向があるのか
な?平和ボケ*1とか。ネットでも揉め事が起きたりするとビ
ューがグンと伸びるしね。大論争とか叩き合いとか粘着嫌
がらせとか。ネット祭りもその一種でやんしょうね。プッ













 だから貧乏な国の貧乏な青年は揉め事が大好きでスグ
興憤したりします。一方、金持ち喧嘩せず。と。ま、あまりに
高みからメタに見下ろしたりすると、腰抜けとか非国民と
か詰られますがねぇ。また近頃「クール・ジャパン!」なん
て流行ってきて、日本のイイとこを見直そう!どんどん世界
に発信しよう!と張り切った人々も出てきますた。これなん
か「是れ近時、國體明徴(クール・ジャパン)の叫ばるる所以
なーり!」とかとおんなじじゃん。プッ











 「今や皇国は曠古の興運に際し、前途の進展実に測るべ
からざるものあり。この時に当たりて天業を翼賛し、有終
の美を成さんとするは、国体の精華を明にし人材を養成す
るより急なるはなーし!」S15年頃にこんなのを抑揚付け
て力強く読んでるアナウンサーの直系は、北のおばはんで
せうか?マスゲームとか行進とかもね。プッ
来し方なんだから、対処の仕方も充分に分るでしょ?即ち、
「國體の護持」この一点。つまりキム王朝の維持ですね。
後は無条件で手を上げるんぢゃないのかな?タハッ
とか冗談言ってると指されるかも。朝鮮愛国党なんかから。
桑原くわばら(この語源もあとで調べよう。)













 しかし人々の生活の大半は日々の淡々としたイヴェントで
成り立ってんですから、それを記述せんで如何にセム。争い
事は嫌いです。揉め事で人を集めたってナンボのもんじゃい!
これが我がブログの目指すところ。願わくば小津安二郎の世界。
日常生活を淡々と表現しながらある深みに至る。人生の深い
味わい。人情の機微。時に激情よりも人を刺し貫く。ああ、
こんな世界もありき。暖かき暖かき目なり。










 で、日本の女性作家も「源氏物語」の伝統か、生活をたん
たんと描いて感動を与えるしとが多いような希ガス。ま、
普遍と個別って何処まで行っても交わらないよで交わるよで、
とてもイライラしますねえ。










ハぁ〜〜、ども。















そうそう:この際だから追記しとこ。
http://www.kcf.or.jp/furuishiba/map.html
深川の古石場っつうとこに小津さんの記念館があってイロエロ
な所縁の物(者)が展示されてますぅ。ぼくも何度か行ったけ
ど、エエとこれすねぇ。下町の人情が萌え立つ場所。酒屋の
おばはんも小銭を取り落としたら、「おっ、この銭生きてるよ」
だってよー♪いいないいな、こんなとこいいな。全ては日常から
恥まり、日常に終わるのぢゃあぁぁ〜〜〜〜〜!

*1:しばらく続いた太平で、戦争の悲惨さが実感でけずにすぐ勇ましいこと言って騒ぐこと?