9月28日(火)続文明論


 あ、さて今日も湿りがちの天候。皆様に措かれましては
如何お過ごしでせうか? 







 真夏から晩秋へと季節は急速に移ろい、あわてて冬物を
用意している方も多いかと思います。皮ジャンとか。しかし
こりは特異な出来事ではないんです。今までも度々ありまし
たYO!ただ世は変動するっつう原理を忘れただけ。マスコミ
は今此処を生きてるだけでやんすからねい。













 で、連載に戻りマスト現今の民はネットに浮かれとります。
しかし、これより何百倍もでっけえインパクトが実は1880〜
1920年の文化コンテンツ革命にあったのれすよ!これはホント。
それは何かと尋ねれば、グラモフォン蓄音機れすね。これは現代
のネットよりかインパクトがあった!音質とか携帯性とかダウン
ロードなんてこまいことよりか、何時でも何処でも誰でもつう
音楽の汎用性が世界を変えたのれすね。貴族、プチブルからの
音楽の真の解放ですぅ。ワカルワカル











 でも、初期のディスクは3分だし音域も音質も悪い。器楽
の再現性は悪いから、そこで主流は人間の声だす。それなら
高音、低音域がカットされても何とか聞けまする。そこで
オペラですね。なかでもアリアは短いから爆発的にヒットし
ましたYOと。これがポピュラー音楽の始まり。











 さてその次に控えしは、ご存知シネマ乃介なーり♪これは
1895年はなのパリにて上演された2分間の動画であった
ぞよ。庭師の水やりのホースを子供が踏む。それで庭師が
ホースを覗くと子供が足を離す。水が庭師の顔に掛かって
諸君が爆笑ってな、ストーリー性が最初からあったのれすね。











 しかし、映画作りは巨大な金も掛かるしストーリーせいは綿密
に仕組まれねばならん。これに欧州は付いてイケズに米国に
負けてしもた。米国一極集中かと?それにストップを掛けたの
がサイレントからトーキーへの動きですた。観客は自国語で映画
を視たいからね。それで欧州映画は生き残ったと。ホント?













 で、どん尻に控えしはブロードキャスティングつうメディ
アだす。これも1880年から1920年までの大変革の
中の一こまだすよ。まづレイディオ。これは事業モデルが
定かならずに出だしのコンテンツは政府系統でしたね。ハードは
民間のメーカーが稼ぎ捲りましたが。国有放送局の国家宣
伝番組が唯一のコンテンツですた。ハテサテ












 そして、その後資本主義の進展と共に、企業の宣伝広告
媒体として無料の放送が主流になりましたが、税金での
国営放送と企業の広告費のどちらも視聴者がどれだけコスト
負担をしているのかは、現在でも五里霧中???こりが
ブロードキャスティング産業の特徴でやんすよ。













 ここまで話をしてきたが、結論も未だ五里霧中。カryチャー
消費はその時々の文化に依存するっちゅうとこまでは推測
でけます。しかしわたす(ドナルド)の推測はあくまで結果論。
「今後ネットがどのような影響をメディア文化に及ぼすのは
全く分りましぇーん。」と極めて正直で謙虚なお答えに改め
て感動した次第れすぅ。














 しかし講演後の質疑で鋭く追求されれば、答えは予測どお
り。「ディジタルによってサウンド、ヴィジュアル、テクスト
のブレンディング(融合)が進み、メディアの階層化とも
相まって技術的手段は格段に進展するであろう!」とか。
すなわち、新聞の画面をPCで見て、ある項目をクリックする
とそのインタビューの動画などが出現し、またある時は百科
辞典の恐竜が出現するとか、階層的にニュースが構成できる
のであーる。記者は取材者であると共に、インタビューアでもなけ
ればならんつう自己研鑽。(暖かい眼でやんすねぇ)












 で、さんざん問い詰められてネットの今後を洩らしたが、
クロス・メディアは確かです。しかし、このブレンディング
には注意を要する。オペラから派生してミュージカルがでけ
たが、これはオペラの骨格と伝統を引き継いでいる。文化の
保守性に目を付けることも肝要。観客の度肝を抜くような事
は受け入れられない。99%の庶民が受け入れて、その中で
1%の革新を粘り強く進めるのだ!これが文化の進化である!
とかとかとかちゃん。












 わたしが単純に痛く感銘を受けたるは、もう自明の事柄で
あろうよ。中でも日本の「MANGA」はストリー性と画像とテキ
ストの絶妙な融合であって、これは欧米(特にハリウッド)の
映画製作に大きな影響を与えつつあるのだあ!!!との宣言
に、わたしは思わず「ぶらぼー」と叫んでしまったのだよ。
(「べらんめえ!」ではないですよ。)











 この席には、おっぱいおばさんも同席しててね。おっぱい
星人のわたしとしては大いに感激したでやんすよ。このおば
はん@マリーナ・レヴィツカ女史は齢58にして「おっぱい
とトラクター」で文壇レビューし、100万部を超えるベス
トセラー作家として英国で活躍してるウクライナ出身の二世
で、ユーモアにエロスを交えて活躍してるでござるよ。人間
幾つになっても好きなことを追求するのが天命でござる、の
お尻は真っ赤でござる、でござるから、わたしの長々とした
感想もお終いにしたいのでござるが、今ひとつお聞き継ぎ願
いたし。











 それは何かと尋ねらるれば、「神は細部に宿る」つう格言
に他ならず。1600ページを1時間に凝縮し、それを数十
行のアホな2連に纏めた本ブログを持って、大意を掴めた
と思わば、そりはオー間違い!勇気があるのなら1600P
の原書を読んで見なせえ。その取っ掛かりになれたのならば、
当該エントリの望外のしやわせ。プ
「CULTURE OF THE EUROPEANS FROM 1800 TO
THE PRESENT」









 なんか、似合わず固い結語になっちゃったけど、これは
我輩の本心ではアルマイト









ドモ