7月10日(土)姜(かん)さん、書くことによって心が軽くなるんだって

 こんにちは。晴れ。陽射しが眩しい朝。遠方に積乱雲。暑い。




 鋭意、ブックフェアに行ってきた。何しろ本が2割から3割
安く買えるんです。洋書は5割引。4千円以上買えば現地から
送れます。とか言ってまた積読が増える悪寒!









 今年は30カ国1000社から出展があって、会場が中央ホー
ルまではみ出してました。少子化なのに、子供手当ての消費を
目論んでか児童書、教育、学習(eーラーニング)、学校関係の
エリアが拡大してます。 またディジタル・パブリッシング(電子出版)
や書籍端末、オンデマンド印刷などが可也のエリアを占めて、
出版社はレフト・ウイングだけに収まってます(ここで安く本を
買えます)。









 金鉱脈が見つかると金掘り道具屋が押し寄せる、との定石通り
コンテンツ作成のツール屋がいっぱい出展しています。あとディジタル
本屋とか(仮想書店じゃそのまんまだから理想書店のほうがイイ
とか応援に駆けつけた断固害@髭親父が汗かいて弾言してた)。
そう言えば他のブースで佐々木の河馬やンが「電子書籍の衝撃」
のサイン会をヒッソリとやってたな。いよいよITジャーナリスト
の出番が来たかとエラク張り切っている模様。












 午前中は比較的空いていたけど、午後から押すな押すなの盛況
で、子供から老人まで肩から袋を提げてパンフレット集めをしてるので
チョト避難して姜尚中氏の講演を聴いた。「読書とは斯くあるべし
というやり方はなく、超個人的なものです。でも、読書を通して
自己内対話ができるようになる。もう一人の自己との対話の訓練
を通して、他者との対話も出来るようになる。私の母は読み書き
が出来なかったので何でも憶えている。私たちは書くことで忘れ
ることができる。母は記憶の海で溺れていたのかも。忘れること
で初めて自己対話ができるのだと思う。また読むことは書くこと
と一体であり、それは生きることだと思う。電波のブロードキャスト
とは違った受け手とのやり取りがあり、それは数の問題ではない。
テレビと本とでは交流の密度が全く異なる。」はてさて。ここも
2000人近くが押しかけ、一部が外のモニタで聴講とか。











 明日は浅田次郎氏が来るというので又見に行ってみようかな?
ズッシリと肩に食い込む書籍&パンフレットの重みにめげず、
そー思った。



グッタリ