2月27日(土)固定観念を打ち破るのは生の体験しかないのか?


 こんにちは。朝のうち雨、後曇り一時日差し。だんだん
気温が下がってまいりました。











 そう言えば芸大学長の宮田亮平が視点論点でマジメな顔で
しゃべってた。普段のくだけた感じを一変させて懸命に訴えて
いた。「芸術は国の力である。国はもっと積極的に若者を育て
るべきであーる。」だって。最近はどこもかしこも仕分けされ
ちゃうからねえ。しかし格差が芸術を育むってところはあるか
らなあ。極端に言えば、金持ちの道楽。国にパトロンになれっ
てか。ま、軍事大国よりかは芸術大国のほうが幾分かは良さげ
ではありますが、過去の芸術史に鑑みるに国に頼っててもろく
なものは生まれないような気もス。














 あまり関連しないけど、芸大建築家を出た鳴川肇氏は面積が
正確な世界地図オーサグラフつうのを考案した。地図には方位、
面積、形の三要素がありますがこの三つを全て満たす平面の
世界地図はあーりません。メルカトール図法は方向と赤道付近
の面積が正しいだけですね。このオーサグラフは400年ぶり
に面積が正しい世界地図を提供するとか。さらに平面状に無限
展開できるので切れ目が無く連続したイメージを表せるとか。
その内に科学未来館に展示されるというから見に行こうとおも
た地図オタクなぼく。












 極東とか北の極みとか地図ほど我々に固定意識を植え付ける
ものはありませんからね。ホントは球面の無限平面で始まりが
無ければ終わりもないし、上から見ても下から見ても自由な筈。
住み慣れた日本列島さえ、逆さで見たら何処だかわからんとか。
地球環境問題とか資源・エネルギーとか交通・物流とかにグロ
ーバルな視点を持ち込むには境界の無い地図は極めて重要です。












 毛利衛さんが始めて人工衛星に乗って地球を眺めた時に、まず
感動したのが地球には中心なんて無いことだったと。球面はエン
ドレスで境目はない。上も下も北も南も平面地図の印象操作。
宇宙から見れば丸っこいところに太陽の光が当っているだけ。
故郷の北海道も逆さで見たからすぐには認識でけなかったとか。
それで地図の呪縛から離れて、とても自由な気持ちになったとか。
ま、体験して初めて気付くこともある!ってことでやんすかねえ。












 人生には、こんなことってイッパイ隠れてるような希ガス
固定概念が刷り込まれてしまってて、普段は不思議にも
思わないこと。だから冒険家の人生は我ら凡人とは一味違うのか
も試練ですぅ。ホゲホゲ