1月25日(月)ココロって天から降りてきたものぢゃないのかよ


 こんにちは。おおむね晴れ。温か。コートが無くてもだい
じょう。ブ








 誘われて有楽町で「キャピタリズム マネーは踊る」を見て
きた。ま、こんな見方もあるなあ?ッて感じ。戦争に負けたと
いうことは、旧体制ぶっ壊しの利点もあってドイツ、イタリア、
日本はそれなりの社会改革があったが、勝ったアメリカは旧体
制が残って特権を強化したあまり1%の金持に富の殆どが集ま
ってしまったとか。その先兵はウォール街とマス込みの融合体
だとか。部 














 脳科学神話という記事があった。

経済協力開発機構OECD)は、こうした俗説を「神経神話」と呼ぶ。典型的な例として「〈論理的な左脳〉と〈創造的な右脳〉」というような単純な区分けと、3歳児までに豊かで多様な刺激を与えた方が頭が良くなるという「3歳児神話」の二つをあげる。

ま、この他にもいっぱいあるけどね。ネズミで実験したことを、
そのまま人間にも当てはめるとか。教育分野には特に神話が
多いですぅ。脳の左右で言えば、言葉を”話している”時だけ
は左側頭葉が働いているが、言葉を読んだり、聞いたり、書い
たりしている時は左右平等に使っています。








 この間のコメント応答で思い出したけど、脳内の色んな物質
の働きを見ると精神も物質由来ぢゃねーのかな?っつう唯物論
に傾きがちになりますね。2万5千の遺伝子によって作られる
10万種の蛋白質による精神コントロール。また大麻とかニコチ
ンなど外部由来の物質によっても操られまする。なんか植物由
来の物質が多いつうのも不思議。










 ちょとした音や刺激に飛び上がって驚く「びっくり症候群」
の一団がアメリカの田舎に住んでました。良く調べたらグリ
シンという物質の異常で異常にびっくらこくんだって。てん
かんと不整脈は細胞内のカリウム異常という同じ原因で起きる
んだって。人格(パーソナリティー)ってえのは、生まれつき
の「気質」と周囲の環境による「性格」に分けれて、粘り強さ
や温かさや好奇心なんかは気質に、協調性や上昇志向、
超常性(占い、宗教、UFO)などは性格に帰属するそうだ。










 それで遺伝子はドーパミン(行動の活性化)、セロトニン
(行動の抑制)やノルアドレナリン(あたたかさ)などを制御
する30余りの蛋白質を産生して生まれながらの気質をかもし
出します。なんか勝気だねとか、なんか大人しいねとか、どこ
となく暖かいねとか。








 クスリの副作用で物質の働きが明らかになった例も沢山あり
んすよ。結核の抗菌薬が鬱に効くとかアレルギーの抗ヒスタ
ミンが精神安定剤になるとか。その後色んな薬剤が見つかって、
今では頭脳のドーピングができるかも。利他リンで集中力強化、
睡眠導入剤や痴呆治療薬で記憶力強化とか高血圧のβブロッカー
などなど多数。今後、試験の後には薬剤使用のドーピング検査
があって合格取り消しとか(爆)。














 でも、他の薬効では有用なクスリだしコーヒーやお茶(カフ
ェイン)甘い物(グリコーゲン)などの食品とどう区別すんの
か?とかどんな問題にも共通の倫理的な切り分けってむずかす
いですねぇ。アメリカでは記憶力増強剤について、ドンドン
認可が進んでるようですね。タハッ 大麻やタバコなど気分を
良くする物質の規制が強まる中、記憶力増強の薬剤は果たして
どんな規制が掛かるんでしょうか?












 「ま、自分で副作用を承知で頭を良くしたいんならしょうが
ないか。」という意見の人も、「他人の頭を悪くして受験戦争
を勝ち抜こう!」なんてのは賛同しないですよね。しかしこう
いう記憶力を減退させるクスリが米国で認可されちまったのれ
すね。これをcokeなんかに混ぜられたらたまらない。憶えた
単語もみんな忘れちまいますぅ。トホッこれはPTSD(心的
外傷後ストレス障害)の人の嫌な過去を忘れさせるクスリなの
れす。













 ね、ね、クスリの問題って複雑でしょ?この世に簡単な問題
なんてあーりません。諸君も、短絡的に感情的に即断するのは
ちょと待ってのんびりアバウトに生きようではあーりませんか???
でわでわ