11月24日(火)政治の原点


 こんにちは。おおむね曇り。ややさぶ。
明け方さぶくて目が覚めた。そろそろ厚い掛け布団にしよう。
だるくて頭いたあ。寝冷えかも。へえっくしょーん。









 まあ、なんでも宗教になってしまえば思考停止だよね。
って、宗教とわ自分を捨てて絶対者に帰依すること。だ
から、もちろん小賢しい理屈をこねてはいかんのですが、
中世神学ってすごい屁理屈だよね。プ







 ミンス主義が絶対正しいかというとそうではない。相対的に
正しいに杉ない。良く知られているように、あのナチスだって
とっても民主的な手続きにのとって国を乗っ取った。チャンと
選挙の度に票を伸ばして国民の支持を得たのれすねぇ。民
衆は騙そうと思えば幾らでも騙せるのれす。はあぁ〜っと。
このナチスに対抗する効果的な仕組みの対応つうのは未だに
あーりません。あったとしても未熟です。いや、逆にナチス
参考にしてたりして。ププ











 だいたいどこの国だって、その気質(激しいとか優しいとか
大人しいとか威張りんぼだとか)の割合に従って色んな意見が
平等に分散していたって良かろう?と思いますが、実際は北に
は北の世論があって米国には米国の輿論があります。イランに
はイランの国論があって中華には中華の理屈があーる。これは
人民が世の中の大勢に流され易いこともありますが、意図的に
国の方針に従うように誘導しているからに杉ない。でしょ?











 進化行動学的にみれば、イワシの群れがバラバラになると
イワシは)各個撃破されてみんな食われてしまいます。群れ
は纏まる。これが人間集団にも適用されてんのかもね?プ
国論を統一しなければ国はほろんぶのか、それとも百家争鳴
で多様性を持たせたほうがええのんかは、自由だあぁ〜!
昔の焚書坑儒までして国論を統一しようと試みた国はすぐに
ホロンだぁ。社会の活性化っつうか真の活力は多様な中から
しか生まれないというのはわだすの考え。新しい思想や発明、
新しい社会の仕組みや展開はカオスの中からしか生まれんの
ぢゃあ!だからアホの壁とかいって諦めないで、右から左の
だんなさま一つ議論をおめぐみ下せえ〜やし。オネゲーダス












 ヤスパースの弟子、ハイデガーの同僚の美人哲学者ハンナ・
アーレントは大衆民主主義は欲塗れ、ギリシャ・ポリスの政治
が理想だと奇麗事を言ってるよ。(「人間の条件」ちくま学芸
文庫) ギリシャは自由人の民主政。といっても自由人はそれ
なりにめぐまれた家庭で育ってるのさ。いわゆる家事・労働は
奴隷がやってくれる、生活・雑事は女性がやってくれる。だから
パブリックな場所に集まって議論だけしてればイイっつう良い
身分。裏山鹿。









 それで何を話してるのか?つうと「理想」、「国のあるべき
姿」。経済的な問題や物理的な利害関係は全く考えません。
その必要がない人々だからね。プ それであろうことか、「
人間性の陶冶」つうのが政治の最終目的なんだそうだ。ホー
それで近代市民社会は奴隷や女子供が開放されたけど、伴っ
てprivateに閉じ込められてた経済的な利害関係が一挙に
publicに飛び出してしまい、その調整が政治の最大の目的
になってしもた。人々は利害のみにしか関心が向かず均一化
して思考停止。人間性が衰退して、動物的な欲望のみが全面
にでた家畜の群れのような大衆は、容易に偽りの指導者に
引き寄せられると。つうのが彼女の主張れすぅ。










 ナチに懲りてデモクラシーからアリストクラシーへ!てか。
古代ローマでも5賢帝つうのがいたけどね。プ ほんとに
ノーブルな少数者が理想の世界を求めて政治を行うのだ!
というのは歴史上長くは続きませんでした。それは生物は、
人間は、組織は、必ず腐るから。腐った少数者がでたらめやる
よりか大勢で出鱈目やるほうが少しは良かんべえ?つうのが
現代の合意ではありますぢゃろ。












 でも、ときおり体力が弱ったときに出てくる宿痾 のように
アリストクラシーへの渇望が湧きいでまする。「恵まれた
家庭に育った人」はホントに欲無き政治を実現してくれるの
かなあ?ゆー&あい。