こんにちは。概ね曇り。涼しい。街路樹も少し色づき始め
ました。叢からは色々な虫の音。郊外ではススキが波打って
いるのでしょうか。心の目では見えまする。
「いるかを殺すなあ！」とかいう海外の声を聞くと、んじゃ
子牛や子豚やバンビは頃してもイイのかYOー、ってな気にも
なります。クジラーイルカ類などの海棲哺乳類は馬鹿ぢゃなか
った河馬に近いらしいんだ。んぢゃ河馬は馬鹿か？
動物には心があるのかないのか？「動物に心なんかあるわきゃ
ねーじゃん！プ」と言う人は多いかもしれない。しかしこれは
科学的な発言ではありません。正確にいへば、「現時点では
動物に心があるのか無いのかは分かりません。」と言うのが正解。
だいたい心の定義が難しい。一番初歩的なのが「三項関係の
理解」でしょうね。心とは共感であーる。
我と汝、僕と君、自分とあなたの関係が二項関係です。
「おっ、君は怒ってるね。怖い怖い。」とか「僕は君が大好き
だい。」とかの二人だけの関係の理解。この辺は動物にもある
とかゆわれてまする。ここにこの二人とは全く異なる第三項を
持ってきて、それに対する認識を共有するってのが三項関係の
理解ですぅ。
例えば、君が子犬（第三項）を見て微笑んでいる。それを見て
僕も子犬（第三項）を見たらとても可愛かった。二人で目を見合
わせて、「この子犬は可愛いねえ。」とお互いが言葉を発して
共感を分かち合う。これが「三項関係の理解」ですう。つまり
価値観とか嫌悪感を共有できるのですね。
この前段階がミラー・ニューロンによる自他の区別と他者動作
の理解であるとか。鏡に映った自分を自分だと認識でける能力。
これは霊長類のみならずイルカや象、あるいはカケスなども持っ
ている能力ですぅ。しかし彼らに共感能力は果たしてあるので
しょうか。死んでしまった仲間を悼み合う能力は一般には無いと
思われてまする。
それでこの共感能力がないと、そもそも仲間と話しをしよう
などという動機が発生しませんから言語能力が発達しようが無い
んだって。（え〜、進化って動機や意思で進むのかよ？ﾗﾝﾀﾞﾑ
な突然変異ぢゃねーのかよ？とか進化学会の偉い人にｲﾁｬﾓﾝを
付けたくなるよね。プ これはその人の意見だからな。プ）
これは僕の意見だけれど、動物にも心はあると思うんだ。
特に群れで暮らす者たちには共感って必須ぢゃねーのかな？
オオカミの群れでは、「ウオンウオン（おい、あそこの小鹿は
旨そうだな！）」涎ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ。「うーウオン（そうだな、ガブリ付
きたくなるよね。」涎ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ。「うーうーうおん（それじゃ漏れ
がこっちから追いかけるぜい。）」、「うーうーうー（ガッテン
でい。）」とか会話してるよ、多分。
だいたい人類のみが知性を持ってて、自分たち専用の神様まで
持ってるなんて不平等だし、進化論に反するじゃんか。君らも
一日水族館の水槽に張り付いてマグロの群れを観察すれば良く
分かるよ。彼らは魚市場に転がってるマグロとは全くちげーん
だ。嬉々として生きているんだよ。餌を投げ与えられたら全身
で喜びを表すし、産卵期のメスを追いかけるオスの仕草は人間
とちっとも変らねーよ。恥ずかしげでかつ積極的っつうｱﾝﾋﾞﾊﾞ
ﾚﾝｽ。振られりゃ落ち込みますぅ。
ま、そのうち今以上に色んな計測技術が発達して動物の心も
科学的に解明されるようになるかもしんねえが、かだらの構造、
DNAやアミノ酸、タンパク質など殆んどが同じなんだから、この
類推からしても全ての生物にはココロの原型っつうものがあっ
ても可笑しくないよね。ね？ね？ ただ単に人間で言えば小脳
による自動機械の部分が大きいってだけぢゃないのかな？
それで、冒頭に戻って我々は動物を食べてもイイのかどーか？
これは難しい。漏れもむかし挑戦したけどゴータマ（最上の牛）・
シッダールタにはなれませんでした。菜食とかミルクだけって
のも有るけどね。でも自分はある動物の肉を食ってて他の人が
ほかの動物の肉を食ったからといって責めるとは、いったい
どーゆー神経をしているのかな。想像だけど彼らの自己中に
鑑みれば、「牛や豚や羊や鹿は神様が俺たちの為に用意して下さ
ったからイイのだ。クジラやイルカは俺たちが観察して楽しむ
為に神様が創って下さったのだからワルイのだ。」くらいじゃ
ねーのかな。多分当たってるよ。ぷぷぷぷぷぷぷぷｐ
追記：って今NHKでチンプの番組をやってたけど、お互いに
助け合うってやってるんだ。オリの中から餌を取るための棒の
貸し借り。「お〜い、早く貸してクレヨン。」というときの
手の指の動きなんて人間と全く同じだぜ。上に向けてﾓｿﾞﾓｿﾞと
動かす仕草なんか。
