10月6日(火)ロジックとか合理性の限界をさとるっつうのも理性なんだろね


 ごんぬずばー。終日小雨。あ、あ、秋晴れは何処へ行ったぁ。
月見ぬうちに月は消えたり。デカ台風も迫ってきてるしね。







 不完全性定理をすっごく砕いて言うと、「あるシステム(
体系)の真理性はそのシステム内では証明できない。」つう
ことかな? もっと砕いて言うとジミンの矛盾はジミン内部で
は解決でけないっつうことでしょうか。これは分かりやすい。プ








 エントロピーつう概念があって、理工系の人には馴染みの
ものですう。いわゆる無秩序を指標化したもので熱力学で使わ
れるものです。「熱力学の第二法則:閉鎖系においてエントロピー
は増大する。」ま、経験則ですけどね。と言っても科学の殆んど
は経験則かい。斯くありたいと思って世界は出来てるわけでは
あーりません。プ










 断熱系において熱は拡散し最終的には均一の等しい温度に
なります。また、水に滴下されたインクは拡散して均等に混じ
ります。街も掃除人がいなければゴミで溢れます。崩壊の過程
か均質静寂への過程かは分かりませんがね。プ










 一方、生命つうのは波とか流れのようなもので常に変化する
過程です。変化しなくなったら死ですね。迫り来る自然の無秩
序化から逃げて逃げて、絶えず分解し生成する動的な過程で成
り立っておーる!と動的平衡論者の食い倒れ太郎師は伝道して
まする。(dynamic equilibrium論)









 それでも分解ー生成の平衡状態に忍び寄るエントロピーの罠
がある。それが老化であり、平衡状態が少しづつ蝕まれていく。
とうとう追いつかれ切ったところが死であり、この自然法
からは如何なる生物も逃れようがないとか。ま、ひとつの死生
観ではありもーす。でもねこの「平衡真理教」も少し行き杉の
ところもあり、いかなる努力も平衡状態を乱すだけで、時間が
経てば揺り戻しがあるので無駄であーる。むしろ無駄な努力で
生体に無駄なストレスを掛けないほうがイーイ!とか言って、
運動とかサプリメントとか予防接種まで否定しているのは如何
がなものか。ま、一理ていどは有るんだけどね。運動家が果たし
て長生きするのか?っつうと統計的には一般人と大差がないら
すいね。










 一方、この無秩序性を情報理論から定義したのがランダム性
であり、これは圧縮不可能性とも呼ばれます。つまり何らかの
意味のある情報はそれを元にして圧縮が可能なのですね。全く
圧縮が出来ないコードは完全ランダムとよばれ均質で完全に
無意味なビット・パターンになります。そんぢゃ意味のある情報は
放っておけばエントロピーが増大して無意味化するのか?つう
と、自然法則に任せれば、それはそうなるらすい。だからCD
だってDVDだって長い年月のうちには無意味化するのさ。プ












 ま、なにはともあれ「イクィリブリウム」とか「クオリア」とかの
呪文を唱えつつ、世界を平たく眺めて世渡りするのもブレがな
くって、これはこれでしやわせな人生ではあるまいか。プププ










 ふと思ったが、「科学真理教」ってのもあるな、確かに。
懐疑から発して、数え切れない誤謬の歴史の集積が科学たる
所以と知ってか知らずか、「科学」を守り札に世渡りをして
いる人も多いよね。また、それを担いで踊らせてる版元とか、
電波元とか。ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷp