9月19日(土)とても計算高い左脳の「計算の世紀」ですぅ


 こんにちは。曇りのち晴れ。涼しい。



 ダラダラとテレビを見ながらビールを飲んでたら、居眠り
っつういつものパターンですた。は〜れ〜








 んじゃ、「計算の世紀」でチョト記憶に残ったこと書いとこ。



世界最初の計算機は1946年のエニアック。弾道計算用。真空管2万本、
重さ30トン、140Kワットという巨大なものだが速度は今のPCの
1万分の1くらいで1秒間に約1000回の演算回数。これが10年で
約1000倍の速度向上で今のスパコンは1秒間に10の15乗回
の演算ができます。しかしそろそろ速度の限界に近づいている
とか。






1秒間に1回、実数の演算ができる能力を1flopsと言いますが
人間が10秒に1回計算ができるとすると、その能力は0.1
flops。全世界の60億人をこれに掛けると6億flopsになり、
これは30年前のスパコン1台分に当たります。今のスパコン
その百万倍の能力ですぅ。







 見えない所も多いのですが、産業のあらゆる所にコンピュータは
入り込んでいます。自動車とか原子力の設計をはじめ、あらゆる
物作りを支え、流通を支え、災害予測や事故分析の要で、医療や
製薬を支え、使われていないところは無いと言っても良いでせう。
(以上、計算学者の宣伝。でもホントだとおもた。)








 で、「コンピュータを使った問題解決の手法」ですが、


1.解析・分析(順問題):理論に基いて原因から結果へ。
  流体や応力歪など。航空、建築など多数。


2.原因探索(逆問題・内挿型):結果から原因を。類例多し。
  事故解析、病因診断、欠陥発見、物作り全般。


3.予測(逆問題・外挿型):事実から原因を。例は無し。
  気象予測、地球環境予測、経済予測など。




1.⇒2.⇒3.の順に解を得るのが難しくなります。地球
温暖化なんて3.の最たるもので、予測はとても困難なのれす。
ま、1.2.の範囲でも充分以上に社会全般に役立ってますから、
一例を以ってシミュレーションを馬鹿にしてはなりませんねぇ。タハッ







 面白かったこと:
・日本の伝統に端を発した折り紙工学が自動車などの強度設計
 に役立ってるとか。
・シリンダー内のガソリン燃焼パターンを上から見ると、脳のMRI
 画像を上から眺めたものにウリ二つ。エネルギー消費パタンの同一?







 ともあれ、現代社会はコンピュータがなければ、開発、製造、
物流などいかなる活動もこなす事のできない左脳社会になって
しまいました。芸術分野にまで進出してるしね。それで計算科学
の次のターゲットは「心と脳」に向うんだって。心がビット・パタン
で記述できたらなんかイヤだな。でける訳ねーがな!つう気も
半分以上ありんすが、識者は今後20年で目処が付くとかホラ
吹いてますた。










 どもども、居眠りの後は罪滅ぼしに固い話しになっていかん。
ちょとおつむをほぐしてから寝よ。もやすみ〜