7月29日(水)ときどき身も蓋もなくなる人間観

 ごんぬづばー。でっかい雲が南から北に流れて行きます。
ときおり青空がのぞく。小笠原気団がようやく勢いを増したの
かな?ま、ひと言で言えば、荒々しい雲行きですねぇ。







 この世界にはイロエロな見方があるのでしょうが、未だ地政
学的かつ覇権主義的な見方があるのは確かでしょう。そういう
見地に立てば日本は米露中のハザマ、まさに国際力学の坩堝の
ど真ん中であーる。しかし、仮想上の脅威と実際の現実を較ぶ
れば、米国には完膚無きまでに国土を破壊され、占領され、属
国化されており、お露西亜には小さな島を占領されてるだけだ、
が、中国には何も取られていない。大陸棚の権利をちょと主張
されてるだけ。情緒抜きに冷静に見ればこれが現実。









 ま、日本がいちばん長いのは中国との付き合いですからね。
違いは多かれども、気心が知れてるのは極東三国ぢゃねーの
かな?ぷ と、こんなことを考えたのは南米、オーストラリア
の生物相。この大陸には大型動物が皆無なのですね。化石に
よれば1万年前までは大型動物も沢山生息していたようです。
なぜだ、何故なんだ!








 一つの仮説ですが、これは人類に関係しているらしい。つまり
約1万年まえにベーリング海峡が氷結してアジアとアメリカが
繋がった。そこから人類がアメリカに進出してわずか千年位で
南米南端まで達したとか。この電撃進出が大型動物を絶滅させ
たのだ、という説。オーストラリアも似たようなものですね。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4170.html








 アフリカで未だに大型動物が生息しているのは、人類の危険性を
長年共存している内に察知し、用心し、対応している故だとか。
他の大陸では、突然出現した小さなサルがこれ程強暴だとは気が
つかないうちに、絶滅させられたとか。う〜ん。嫌な説だけど
当たってるような希ガス







 ふつう動物は親が殺されても、子供が殺されても、一瞬悲しい
眼をして、後は全部忘れてしまいます。それが生きる道です。
でも、人間は地の果てまで追いかけてでも、必ず復讐を果たすと
いう、おとろしい生き物なのですね。これぢゃ周りは見んな絶滅
しちゃう罠。アホウドリなんてイチコロで絶滅しちゃう罠。
これも大脳前頭葉を発達させた効用と副作用とか。アッチャー







 だから、人類にはときどき「右のほっぺをぶたれたら、左の
ほっぺを差し出すくらいの聖人」が出なけりゃホロン部なんです
ね。法隆寺玉虫厨子台座の密陀絵で有名な太子の話もあります。
身を捨てて虎の母子に我が身を与えたとか。自然はおろか自ら
の類を食い滅ぼさない為の尊い犠牲ではないでしょうかっ。








 だから、人を信じてほいほいノーテンキに暮らしてたら危うい
よ!っつう極めて身も蓋もない話しも現実にはあるのですね。
国際間に当てはまるのかどーかは分かりませんが、少なくとも
歴史的にはあったし、今でも何処かであるのかもしれません。
人類の過剰適応の付けは、いつ襲い掛かってくるのでせうか。