3月12日(木)動物と人間の境目についての一考察


こんにちは。本日、快晴なれども北風つよし。寒い。






 ダーウィン先生の偉業以来、人間と動物の間の溝はそんなに
深くないつうことが分かってきますたよ。いやいや「笑い」だ
けは人間独特のものだ、という意見もありましたが、ネズミも
笑うことが発見されましたね。それでは「立つ」のはどうだ?
というとミーアキャットとかレッサーパンダも立ち上がったり
して。プ 「遊び」もたいていの動物(特に子供)がやってま
すぅ。「夢」なんかは小鳥たちも見るしね。








 「手」を器用に使うのは人間だけだろ?つうと他の動物も木
の枝なんかを使って穴の中の虫を採ったりしてまする。それに
タコの手足の器用さにはどんな動物も適わないでしょうね。
いやタコってすごいわ。先日テレビで熱帯のタコ八をみたんで
すが10種類以上の姿形、動作に変身してた。まるででっかい
脳があるようで驚きましたよ。その道一筋何億年となるとイロ
エロなことが出来るようになるもんだ。








 で残った人間のみの特徴は前頭葉肥大を引き起こした「悪知
恵」だけなのかなあ?でも集団で狩りをする動物(狼など)は
けっこう悪知恵あるしね。獲物の逃げる道を予測して待ち伏せ
したり、追い込み役と仕留め役がうまく連携したりしますよ。







 はてさて困ったな、何にも違いは無いのかな?とおもたら
「泣く」というのがあった。海亀も泣くけどこれは陸に上がっ
た時に眼を保護する反射作用。感極まって泣く事はありません。
人間は生まれたときからしむときまで絶えず泣いてます。






 喜怒哀楽の情動から悔し涙、貰い涙、美しい音楽を聞いたり
夕焼けを眺めたりしたときも眼からツツーと涙が滴り落ちます。
泣く子は育つとか子供のときに泣き虫だった人は長じて偉くな
る、とかも言われてますね。(ホント?)






 でも何でかは未だに分かりません。大脳辺縁系に発した情動
が自律神経を介して涙腺を刺激する、という経路はある程度
分かってますが、では他の哺乳類や鳥類など大脳辺縁系が発達
しているのに何故泣かないんだ?虫が泣かないのは分かる。虫
は鳴くんだい。鳥は啼くんだい。人間のみが泣くんだい。






 一説には高度に集団化した段階で他者とのコミュニケーション
を円滑にするため脳内の感情を表出させた為である、つう尤も
らすい意見もある。でも、これは表情や身振りで充分表現でけ
るから涙の必然性はありもさん。






 かなり正解に近そうなのがカタルシス説。情動に伴う脳内
化学物質を素早く排泄して精神の安定化を図るつうもの。現に
ゴミが入ったときと情動で泣いた時とでは涙の成分が違うらし
い。それにおお泣きした後は何かすっきりした覚えは誰にでも
あるでしょう?






 激情は人間の宿命の一つであーる。それに身を滅ぼされない
ための安全弁が「涙」なのです。高度に脳を発達させた人間に
しか持ちえない機能が「泣くこと」ではないのか。と大人に
なっても未だに泣き虫な玉虫の自己弁護でした。ジャンジャン






 あ、動物には感情があるというのは本当ですから、みんなも
優しくしてあげてね。では