11月10日(日)科学勉強な一日

 曇り。12℃〜21℃と比較的暖かだが風強し。夕刻少し陽射し。





 お台場方面に行ってきた。サイエンス・アゴラ(広場)ってのを毎年11月に科学技術館でやってるんす。色んな研究機関が最先端の研究をアピールする場ですぅ。研究の成果はお上から予算を付けて貰う時点でほとんど決まりまふ。そして官庁は世論を気にすると。



 半日でしたがこれだけ色んな分野で色んな業績を上げているのを見ると、日本もまだまだ捨てたもんじゃナインだなぁ♪とか思いますた。若い数学者と話しましたが、最近は整数論も宇宙科学で使われるようになったんだと。数論幾何学と言う分野でderived category(導来圏)つう中華そば屋みたいな語感を持つ概念が注目されてるんだ。ABC予想bitcoinで有名な望月新一はこの分野だす。数学は物理科学分野の言語ですから、新しい数学概念が物理の壁を突破する可能性は充分にあります。リーマン幾何が相対性理論を導いたようにね。

 あと睡眠に関する研究で世界的に有名な柳沢正史先生のお話し。オレキシンつう脳内物質が睡眠を制御するってのを始めて特定した人だす。睡眠つうのは中枢神経系を持つあらゆる動物、ミミズから哺乳類までが行う奇妙な行為なんすが、その機序はなーんも分かって無かったんすね。
 睡眠薬ってのはありまふが、これはGABAって物質を増やして脳活動全体を低下させる麻酔みたいなもんで睡眠の中枢には迫っていないものなんす。
 動物にも人間にもナルコレプシーって病気が在って、これは情動が昂進すると突然脱力して眠ってしまう障害なんす。これを調べるとオレキシンが遺伝的に少ないことが分かりました。これをきっかけに脳内の覚醒状態と睡眠状態の違いも大分分かってきてナルコレプシーの薬もできるとか。いや〜、睡眠って深いですねェ。グーグー

 このほかイロエロな最新知識が獲得でけたので、科学オタクには楽しい一日でしたぁ。ども。