3月7日(土)人生イロエロ、人もイロエロ


こんいちは。一転快晴。冬の青い空が戻ってきますたよ。
そう言えば白もくれんの花が咲いてたリヴァーサイドの小道。





 いや〜、人の生き方って様々ですねぇ。好きになったら
アバタも笑窪ぢゃないですが、才能は無いけどそのことが好き
で好きでたまらない!つう人は良くいます。






 で、そういう人はその世界は長いですから牢名主みたいに
幅を利かせます。そのもの自体は上手くなれないのですが裏に
通じその世界の事は隅々まで良く知ってます。こういうお方は
何になるのかっつうと人を育てる役回りですね。大概。






 趣味の世界では碁会所の長老とか、釣りの会の世話焼きとか、
同人誌の古参とか、俳句の会の一言居士とか、どんな小さな
組織にも必ず居りますよ。で、初心者がおどおどと参入すると
親身になって面倒を見て一人立ちするまで育てあげる。結局、
大半の初心者はその方を上回って、そのうちに相手にされなく
なりまする。でも、その方は気にも留めない。なぜならまた
新しい人の指導に一所懸命ですからね。







 受験とか教育界にも、このような方を良く見かけます。ぼく
が聞いた話しですと司法試験の勉強会にはこういう方が居ると
合格率がグンと上がるとか。問題の傾向とか試験の山や答案の
コツとかにえらく詳しい。討論してもイロエロな判例に詳しく
誰も太刀打ちできない。でもどこか筋が悪くて本番の試験には
どーしても受からない。つうようなお方。でも判事・検事さん
を始め数多の俊英を育てて、今でも尊敬されてる。つうような
人。予備校の熱血先生とかもどっちかっつうとこの範疇ですか?








 えらい人だと吉田松陰先生とか。本人は密航しようとして
失敗し、奉行所に自主して出ただけのショボイ経歴ですが、
郷里の寒村で育てた人材が明治期に活躍した。燃える思いが
乗り移ったとか。そうです!才能は無くとも「燃える思い」
さえあれば人材が育っていくのです。「無いものをくやむより
持ってるものを伸ばしましょう♪」が教育の神髄ですかねぇ。







 で、才能を与えられた人と情熱しかない人のどっちがしやわ
せかな?と思うと、ぼくは後者でわないのかと薄らと感じた
次第ですぅ。天才はどこかガラスのように脆いとこがあるから
なあ。はあ〜ぁ