2月17日(火)複雑系つうか間抜け系つうのか経済学

こんにちは。概ね曇り。暖かな天気は三日天下でまたぞろ
寒さぶり返す。ま、今後は三寒シオンといったところか。









 昨日はしたたかに酔ったが、気分は良好。会合の前に
六本木の日本学術会議に寄ってね、御用学者どもが「サブ
プライム反省会」をやるっつうんで覘いてみた。
計量経済学とか言っても先のことなんかが分かるわけねー
じゃん。それが分かればノーベル賞10個も取れるぜい!」
とか開き直ってたが、確かに。経済学で先のことが分かれば
巨万の富を築けるよね、実際の話し。株や事業で儲けた
ノーベル経済学賞学者はいない罠。プププ









 しかし流石に事後の結果論的な分析は大したもので、
これなら、誰でも事前に察知できそうに思われますが、アホ
の後知恵ってやつですかねえ? 政府系経済学者だけあって
金融工学を使った市場型間接金融やデリバティブは否定して
なくって、もっと金融市場の質を高めていく必要があるっつう
結論でした。ふむふむ。パラダイム・シフトなんてできっこ
ないすねぇ。








 格付け機関の格付けをする機関が必要だとか、ミクロ崩壊が
マクロ崩壊に至る過程での早期警報とか、CDSCDOやレバレッジの
適正化・透明化とか重層化するエイジェンシーのコントロール
とか市場の情報インフラなど上部構造の再構築とかイロエロ。
学問的には40年間学会を支配した新古典派の凋落とケインジアン
復権?とかシカゴ学派でもフランク・ナイトを買ってる人も
いたな。アンサーテニティとリスクの問題とか。








 リスクとは期待値や標準偏差で計算できるもので管理可能で
ありますが、不確実性というのは計算できない(不可測)もの
で管理できない行き当たりバッタリなもの。欲に塗れた人間は
否応無くこういう領域に踏み込むものだ!つう認識の限界を
説いたナイトは威勢のいいフリードマンに負けました。これが
発端。で、次回はサブプラなんかじゃない、もっと別の不確実
性をパッケージにしてリスクのように粧そおうものが原因と
なるでしょう?とか予想しているとこは結果論ぢゃ無くって
えら〜い。







 ま、計算で予測しやすいものは天体の動きなど、気象学は
大分当たるようになってきたが50年先は眉唾。経済学は
明日のことも分かりません。でも膨大な金を使うのですから
なんかの理屈はいるわなつうレベル。生命とか心なんかは全く
分かりません。同じ学問と言ってもイロエロなレベルがある
のれすぅ。ジャンジャン







 しかし物を大切に使い節約して少しのものでも満足し、心の
充足のみを求めてひっそりと自然に調和して生きるのが経済に
もイイんだよ!という学問を完成させたらイグ・ノービリ賞を
取れるのかなあ。そういう経済学があったらイイな。需要を
無理やり喚起しなくっても皆がしやわせになれる世の中。フ〜