タマゴまで値上がりしてきたよ

 こんばんは。終日小雨。気温は低いが湿度高し。なんか梅雨の頃
よりも雨が多いような希ガスる。それでも涼しくなるほど蝉たちは
必死で声を張り上げておじゃりまする。







 石油はあと40年とか言われてますが、これは現在の埋蔵量と消
費量が続いたとしたらの話し。実際は足りなくなってきたら価格も
上がって消費も落ちるし、油田開発・採掘技術も向上しますから
100年以上は持つのでしょうね。それでも先は見えてるからその間
代替エネルギーの実用化は必須ですぅ。今は一時的に金融要因などで
価格が上がっていますが、中期的には構造的に上がるのは誰でも分か
っていることでしょうね。ま、最後は燃料じゃなくって材料としての
使用が主になるんでしょうが。






 しかしそれ以上に深刻なのは実は食糧でしょうね。燃料が少なくな
っても厚着していればいいですが、食べ物が無くなったら死ぬしか
ありません。そんな事態になったら食料生産国は暴動を恐れて食料輸
出を制限するでしょうし、この動きは現に始まっています。一方、石
油は輸出を制限しても産油国の消費はごく限られています。






 この40〜50年で世界の人口は倍増しているのに食料生産量は
それほど増えていません。さらにアホな人々が食料をバイオ燃料
して車に食わせています。開発途上国の肉食化も穀物の不足に拍車
をかけるでしょう。これらはすべて実際に起こりつつある出来事で
今後更に加速されるでしょう。なにしろ減速の要因は何一つないの
ですから。(ま、日本の少子化なんてこの見地からはイイ事なんで
すがね。)






 変化つうのは一本道ではなくって、上下の波を描きながら全体と
しての趨勢を描きますから、冷めやすい日本人はすぐに忘れてしま
いますが、この傾向は変りません。自由経済・市場主義というのは
とても効率的に世界経済を牽引してきましたが、食料・エネルギー
問題を始めとして自国の死活に関わる時は国益が正面に出てしまう
のは止めようがありません。






 だから、本当の防衛力は戦車ぢゃなくって食料自活なんですけど
ね。船は必要かもしれない。シーレーンとか沿岸警備のために。
最近のヒタヒタと迫り来る食料高騰にインスパイアされて、ほんの
少し未来を考えてみますた。本質はこうなんですが、全ての動きに
利権がからんで来るからややこしいんだよな。我らはせいぜい自家
農園くらいしか手はないのかな。次は薯類を作ってみようかなあ。







 とか言っててもまだまだ先のことのような気もします。本音では。
輸出が振るわなくなって、経済力が元から落ちてきたらホントの
危機なんでしょうね。






 ネットでは星野1001監督の評判が悪いですね。責任取るとの
お言葉とはウラハラの言い訳とWBCへの色気とか。無駄口中将に
なぞらえてる論調も目立ちます。今夜TVに出るっつうから、直接
聞いてみよう。では。