こんばんは。霞晴れ、とても暖か、つうか暑い。
すでに半袖になっている人が多かった。緑ますます濃し。
今日は六本木でチョト飲んできた。ゴキゲン
人間の可塑性つうのが最近また話題になってますね。
「三つ子の魂ヒャクまで」とかいって幼い頃に形作られた性格という
のは、一朝一夕には変りませんとか。これはある程度は当たってる。
脳の回路の基礎とか言語の音韻学習とか絶対音感とか、ある時期まで
に能力が固まってしまうものは確かにあります。
それに脳細胞は生まれたてが一番多くて、その後機能が固まるにつれ
だんだん減っていって安定し、あとは老化に向け減りこそすれ増える
ことはなーい!とか言われてました。しかし最近の測定器の進歩に
より生きてる脳の形態がだいぶ究明されるにつれ、大人の脳は必ずし
も固定的なものではなく可塑性が残っているということが判明して
きました。すなわち訓練によって性格や能力を変えることが出来ると。
事故によってある機能を喪失した人は他の部分でそれを補ってしまう
とか、ある機能だけを良く使っているとその部分が発達するとか、
脳の働きも筋肉と同じだということが分かってきました。例えば、
資格試験まで必要だと言われている、複雑なロンドンの地図を全て
記憶し、日々最短距離を求めて運転しているロンドンのタクシー運転手
の脳を調べると「空間記憶」を担当する脳の部位が著しく成長してい
ることが分かってきました。つまり脳は人の生き方や使い方によって、
何歳になっても成長を続けるのだと。
ということで、人は何歳になっても変る事ができる、日々先に進む
ことができる。自分はこんなものだ、これが限度だと決め付ければ
それより先に進むことはできない、つうこともまた真実だという事
です。これホント!
ま、歳をとるほど「頑固指数」が大きくなって、だんだん変り難く
なる、つうこともまた真実ではありまするが、可塑性が残って
いるということだけでも希望ですよね。ホントに人は自分の成りた
い者になれるのかなあ。信じる者は救われるとか。もやすみい。