後期高齢者医療保険制度とか見て、ふと考えたこと


こんばんは。小雨のち曇り、夜半また雨。少し蒸しぎみ。




人間の本性が社会的動物である証し、(性善的な立場)
・我欲むき出しで自分の事しか考えない→「醜いと感じる」
・身を捨てて人を助ける→「美しいと感じる」
しかるに、大部分の生物は自分のことしか考えないのが当たり前。




食欲、性欲、承認欲がアカラサマだと醜いと感じる→これは他の
嫉妬を招くゆえの保身感情かな?





日本だけでなく中国も周回遅れで高齢社会に突入し、更に周回して
アセアン諸国も高齢化に向かっている。日本は既に4人に1人が
高齢者(65歳以上)の超高齢社会に入っていて、あと30年も
すれば3人に1人が高齢者となるでしょう。当然、医療費、社会
補償費はこのままでは破綻する。今でも既に社会保障給付に占める
高齢者関係の給付は1/4に達しているが、早晩この比率は3/4を超え
てしまうでしょう。





でも、今の老人は若者には戻れないけど、若者は放っておいても
その内老人になります。だからこの問題を蔑ろにする事は、結局
自分たちに跳ね返ってくることになる。これがこの問題のややこし
いところです。こういう問題を正面から提議し堂々と議論しないで
ドサクサ的にこっそりやろうとする態度が悪いのであって、官僚の
なかにも真剣に考えてる人はいると思うんだけどねぇ。





一方、中国では「養児防老」(子供を育て、老後の不安を防ぐ)、
という儒教的な道徳は崩れつつあり、高度な経済成長とともに
核家族」、「三人家族」が増えている。特に都市部においては、
独居老人の増加、女性の就業の一般化等により家庭内扶助が困難に
なりつつあり、ここでも社会問題化しつつありまする。公園にいく
と老人たちが何するでもなく集っている姿をよく見かけますね。





以前、Sirt1つう酵素が老化細胞の自然死を早め、もって本体の
長寿化を計っている、とかいう論文を紹介しましたが、ねずみの
ように世代間交代を早めるつうのは種の適応戦略としては優れた
ものであるという定説はあるにはありますね。






でも、都市と言う人工環境で培養された人間に自然の力がどれ程
残っているのか?は疑問に感じるところではあります。無意味に
人を頃したり、自殺したり、花を傘で無闇に叩き折るなど自然界
では、見かけない行動ではないでしょうか。






ま、俺は「そんなの関係ね〜、そんなに長生きしねえよ!」とか
いってる人が意外と長寿だったりしますから、金溜め込んで墓場
まで持ってくような事をしなくっても、安心して長寿をまっとう
できる社会を作るのが、若者のためにも経済のためにもなるんじ
ゃないのかなあ。





3人に1人が老人になってしまったら、もう戦争をする気力も失せる
だろうから、防衛問題なんかよりも少子高齢化問題をトップ・
プライオリティーにあげて行く末を議論した方が委員じゃないかな。
それとも筒井御大指導のもと、シルバー・バトルで人口調節でもし
ますかね。





ふんふん、けふは暗い論調になってしもうたね。明あれば暗あり、
暗あれば名案ありとか、ではおじゃましました。おやすみなさい。