ぼくが財布を三つに分割している訳

だんだんぐーたらの本性が出てきて完全ヴェジタリアンもデグレイド。
今ではヴェジタリアン風味くらいになってもうた。まづ、乳製品は早期に
解禁、出汁には何を使ってもおk。でもバナナとアボカドは山のよう
に食べるようになったな。比較的安価でかつ栄養もあるらしい。



う〜ん、近辺ではポイント・カードで盛り上がっているな。ぷぷぷ
これは俺にも一家言ある。なにしろ気が弱いから勧められると断れ
ないし、レジで聞かれて「あの、モジモジ持ってません・・・」が言え
ないのですから山のように溜まってしまった。



それでポイント・カード専門のカード入れに入れて左の尻ポッケに入れて
いる。そこには買い物用の小額クレジット・ヵードも入っている。右の
尻ポッケにはコイン入れが入っていて、上着の内ポケットには大枚の
お札(いくらでしょう?)と高級カードや免許証を入れています。



実は詰まらんものを尻ポッケに入れているのには訳があります。パリ
で1回、東京で1回尻ポッケに入れていた財布を掏られたのです。
そのつど悔しくて悔しくて、いつか見ておれ三度目の正直と、わざと
詰まらんものを尻にいれて嘲笑ってやろうと思っているのですが、
それ以来ピタっと被害は収まってしまったのだ。くやし〜




スリといえば海外のは荒いのが多いな。俺も一回被害に会いそうに
なった。香港から深センへの境界の羅湖駅でのこと。ここはいつも
通関の人々でごった返しているがここに四〜五人の荒くれが業と
流れを乱すように歩いてきて周囲から怒号が飛んだ。俺も何だ何だ
我が侭なやつ等だなあと思っていたら、俺のうち懐に真っ黒な手が
突っ込まれているではないか。あわてて上から手を押さえて睨み付け
ると、なななんと睨み返してくるではないか。それで思いっきりイー
っと歯をむき出してやったら、さすがに怯んで人ごみに消えていった。
危ないところではあった。ここでは両手に荷物を持っていた同僚が
財布を出そうとして両足に挟んだ荷物を持ち去られたことがある。
油断していなくても被害に会うとこが災難みたいなんです。



と突然、思い出に飛んでしまったが、そのようなわたしですから
レジではカードとお札の御つりと小銭を順番に返してくれるとこが
一番望ましいのです。レシートと共に全部いっぺんに戻されると
本当に途方に暮れてしまいますう。



「目に見えるものよりずっと強い力を言葉が持つことを教えてくれる」
感覚の束をなにかが掬い取ってくれたときに動物から人間に変われる
のかしら。言葉のちからを侮ってはいくないね。そういえばTVよりも
ラジオのほうが力があったのかも。