10月5日(水)四方山話し

 概ね曇り。22℃〜26℃、82%。颱風18号の影響で夜中に強風の予報。



 数学祭りで:

 無限桁のp進数なんてのをやってた。一応四則が成り立って「体」を構成できるんだって。イロエロな数がでけるもんだ。そういえば、四元数なんてのもあったな。これは虚数を拡張したもの。3次元での回転がシンプルに記述でき、CGなどでの応用がある。・・・・・今、論理記法で小説を書こう!なんてプレゼンをやっていた。新しい記法を次々と導入すれば、できないこたーないなぁ♪




 貨幣とは;
 
 スーパーに行ったら、今日はポイント5倍の日で現ナマじゃないとダメなんだって。資金繰りが悪いのかなぁ?物々交換の替わりに、交換を仲介するモノとして始まったらしいですが、だんだん抽象化されてきて、最近はビットコインなんつうのも流行ってるらしいです。ニセコインが出来ないような仕組みさえあれば、信用を担保できるでしょう。中国では銀行や百貨店に必ず紙幣チェックマシンが置いてあって、すぐその場でチェックしないと偽札を掴まされることがあります。だから新札は怪しまれ好まれません。古い奴は何回もチェックされてるから安心だという心理でしょうか?煮しめたような汚いお札が沢山流通してました。最近はカードやお財布ケータイで現金の使用が減ってますが、世界的には経済規模に対する現金の流通は一桁ですが、日本は1990年頃からの低金利、マイナス金利で20%前後の高率です。あと他国通貨ではメジャーな2単位のお札が少ないのは不思議です。二千円札なんかあんまし見ないですもんねぇ。なんでだろ?・・・ま、トレンドとしては、原理的に現金は無くなる方向なんでしょうが、全部電子化されてしまったら、個人のお金の流れも全て丸見えになって、プライバシーは完全に消滅するのかな?それとも、秘密保持できる仕組みができるんかな?その辺が、最後の課題じゃないんかなぁ。ども。





 基礎科学は役に立つのか:2〜3の逸話。

 ファラデーの実験:磁石を使った電磁誘導の実験で、コイルに一瞬電流が流れた時、ある貴族が「それが何の役に立つのかね?」と聞くと、ファラデーは「あなた方はその内、電気に税金を掛けるようになるでしょう。」と言った。(これはデマ)

 ベンジャミン・フランクリンの実験:ある夫人から電気の実験が何の役に立つのか?と聞かれたとき、「奥様、生まれたての赤ちゃんは何の役に立つでしょうか。」と答えたと言う。(これもデマ)

 ロバート・R・ウィルソン:素粒子加速器サイクロトロン)に莫大な費用(国防予算)が掛かるので、議会から「国防の観点から、この機械にどんな価値があるのか?」と釈明を求められた。ウィルソンは「この装置は国防に直接関係しませんが、わが国を守るべき価値のあるものにするという点ではおおいに関係があります。」と答えて予算が認められたという。(これはホント)

 ともあれ、かなりの無駄を覚悟で投資しないと基礎科学ってのは発展しないんですぅ。そがいな見地からは、金持ち国でしか基礎科学は進歩しないのかも。日本の成果もバブルの頃のが多いですから。