8月7日(水)旧七夕、意識下の暗いものを想ふ。

 夏晴れ。27℃~36℃、60%。遠方に積乱雲。蝉の声が多くなる。赤とんぼは未だ避暑中。プールだん。

 

 情動は理性よりも強し:

 進化した順序から言っても大脳辺縁系(情動系)のほうが大脳新皮質(理性系)より先に出来てたから、強いのだっ。でも、なんで先に出来た方が強いのん?そりは、長い間の淘汰圧によって鍛えられたからだすぅ。何しろ情動系は動きが早いです。ぐだぐだ熟慮判断する前に、あっという間に行動を指令します。ぎょっと驚いて飛び上ったらすぐ逃げるとか、一目見て恋に落ちるとか。

 こういう性質がヒトには色濃く残ってマスカラ、嫌な感じを理性で払拭するのはなかなか困難なんすね。そこで単なる無機質な数字にイロエロな意味を付与して忌避したり、有り難がったりしまふ。これは世界共通です。文化によって強弱や、付与する好悪は異なりますが。欧米だとやはし13が嫌われますが、中国だと発音の類推から6、7、8、9が好きな数で4が嫌いです。携帯の番号などにも10倍以上の値差がありまふ。あと数字の発音を漢字に当てはめてイロエロな意味に取れますから、それによっても値段が違います。例えば、514=我要死とか。日本は4(死)や9(苦)が嫌われるようですが4(よい)や9(久)とかのいい解釈もありまふから、中国ほどの拘りはないようです。

 いずれにせよ、雲の形に想像を乗せるようなものですから、理屈は無いんです。でも、自分である解釈をしてその好悪が決まると、理屈ではどーしようもなくそれに囚われます。いわゆる一つのルーチーンのようなものでしょうか?ま、プラセボではないですが、塩を撒いて厄を払うような気分転換法もイロエロと発明されてますから、「世界の厄落とし大全」なんて作ってみると面白いかもね♪こーゆー辺りはAIだとどー扱うんだろ。人間にはまだまだ論理や理性では扱い切れないどろどろとしたものがたくさん残ってるんすよ。ドヨーン

 

 

 

 

8月6日(火)広島原爆忌に思うこと。

 夏晴れ午後薄雲出る。28℃~35℃、62%。熱帯夜&猛暑日

 あれから、もう74年も経ったのか。世界中で平和の機運薄し。人類ってホントはバカだろ?百年後を考えたら、こまいことで角突き合わさないだしょ?何のために想像力や未来を推測する力を獲得したんだか。ショボーン

 

 攻撃的な人々とは:

 すぐに怒る人や攻撃的な人は、ホントのところ自己肯定感や充足感が薄い人だと思ふ。充実した毎日を送っている人、自分を肯定でける人はそんなに他人を攻撃しないし、している暇もないと。自分に自信が無かったり、毎日があまり楽しくない人は、より大きなものに自分を一体化させて、それに依存するんですぅ。つまり威張ったり怒ったりする人は、可哀そうな人なのかも知れませんねぇ。

 でもこの世界は、そーゆー人の種は尽きねえ七里ヶ浜、ですから争い事が無くならないのかも。「この世界に生きてて良かった」とか「毎日やりがいがある」とか、いやいや「ただここに居るだけで、生きてるだけで丸儲け」つうような人が少しでも増えれば、争いはそれだけ減るんではなかろーか。

 亡くなった人々のご冥福をお祈りします。ナムナム

 

 ちょっつ参考に「独ソ戦」をググってみたら、ソ連側で2000万人以上が、ドイツ側で1000万人以上が亡くなっています。勝ったらどこかで手打ちするんじゃなくて、民族殲滅戦の様相を呈した地獄ですね。捕虜は殆ど頃して、占領地の民間人も不穏分子は全て予防殲滅するという凄惨さ。崇高なイデオロギーに狂うと、どこまでも残酷になれる人類に、果たして未来はあるのかっ!・・・しゃかりきにならず、ぐーたらであんまし人のことに干渉しないで生きるのが一番ええのかもねぇ。タハハハ

 

 

 

 

 

8月5日(月)AIの進歩で自分をコピーできるのか?

 白い雲もくもくの夏晴れ。25℃~35℃、57%。

 夕方は久しぶりに黒富士が見えた♪梅雨明けからまだ1週間しか経ってないのに、もう夏バテでへろへろ。

 

 

 コピーとは:

 自分の脳をAIに移し替えて永遠に生きよう!なんてのをマジに考えている金持ちがいると言ふ。それに協力している科学者やエンジニアもアフォだと思うが、始皇帝みたいに不老不死を望む金持ちはもっとバカ。結局、始皇帝は徐福に騙されて命を縮めてしもたです。現代の徐福もどきは、それなりの処世術でお金を掴むのかもね?イヤハヤ

 もともと物質や物理現象から意識が生まれるってのは確からしいですが、それがコピーできるって発想はどこから出てくるんだろ?遺伝子が全く等しい1卵生双生児だって、育ってくる過程で異なる人格を持ってます。仮に、自分のコピーAIができたとしたって、それは新たな人格だってことは論理的に分かるはず。

 それに同じかだら(含む脳)を共有している多重人格の問題もあるしね。意識や人格ってのは”思い込みの問題”なのだから、自我の枠からはぜってー逃れられんのです。究極の他者問題はハードプロブレムの最たるものなんす。そいで、ミラーニューロンを介して薄らと垣間見る位はでけるのかな?根拠は「DNA構造がほぼ同じ」、くらいしかないですが、それでもそれにしがみ付いてる間主観性で一応社会は成り立ちます。

 でもホントのところは、認識主観つうのは完全に孤立してるんすね。寂しいけれど仕方がないと。ショボーン

 

8月4日(日)紙に見放された者は、自らの手で運を掴め。

 今日も夏晴れ!25℃~34℃、51%。やはし湿度が少しでも下がれば、不快指数も下がります。紅白の百日紅の季節。地震ありて少ししむぱい。

 

 

 運とは:

 運を天に任せる!ってなんや?元々運ってのは人為ではどーしようもできないことを言うんなら、これは同意反復やね。とか諺に勝手に絡んでみるテスツ。どもども。

 運とは人間の理性や知性では計り知れないもの。でも、運がいい人や運が悪い人は確かにいるように見えます。何でやねん?・・・もちろんランダムってのにはズーっと1が続いたり0が続いたりするのも含まれます。均等に1や0が混じってるってのは、人間の思い込みなんすよ。

 「ぼやく口から運逃げる」ってのも良く聞かれますが、運が悪くてもそれを運が悪いと受け取らなければ、実は運が悪いとは言えないのかも知れない。あるいは、「漏れは運がいいもんね♪」と、何があっても運がいいと思い込んでれば、周りのしとも「それは運がいいのかな?」と思うのかもしれない。

 つまり、運とは「思い込み」の効用の一つかもしれませんねィ。ニーチェのAmor fatiも、たんなる諦念をより積極的にとらまえたものと言えようか。ども。

 

 

 

 

 

 

 

8月3日(土)井の中の蛙大海を知らず、孤島の蝙蝠大陸を知らず。

 夏晴れ!26℃~34℃、64%。熱帯夜と真夏日続く。プールだん。今日はお父さんと来ている子供たちが多かった。

 

 

 国家の経験値とは:

 愛知トリエンナーレの中の一部イベントとして「表現の不自由展・その後」をやっていて、その中の「平和の少女像」が当局の要請(検閲?)で撤去されるという、パロディーのような展開。ソウルを始め世界各地に設置されている少女像の原型が展示されていたとか。元々の経緯としては極めて政治的・外交的にセンシティブなものです。

 「70年以上経ってるのに、未だに騒いでる中国や韓国って極めてしつこいよね。」という思いを日本の若い人が持っているのは確かです。「戦争中はどこの国も悪辣なことをしてんだよ。」と、一般化する人もいます。現に日本では原爆投下やソ連抑留あるいは引き揚げ時の被災などで騒ぐことはあまりありません。

 翻って欧州を見るに、ドイツやイタリアなどの侵略行為や虐殺・凌辱は、一旦切り離されて現在まで尾を引いていません。この差は何なのか?それは当時の体制(ナチスファシズムヒットラームッソリーニ)を完全に否定して、ホントは当時の国民も熱狂して賛同していたのに、現在まで引きづっていないのです。今でも、彼らの賛同者が出ると徹底的に叩かれます。即ち敗戦の責任だけでなく、(国家の人身御供として)戦争悪のすべての罪を負わせて、現代の国民を救ったのだと言えるでしょう。

 これは何世紀にも渡って分立した中世の小国家群が、血で血を洗う戦乱を経験した知恵が生きています。今では(イギリスは離れようとしてますが)EUとして統一され、昔のような憎しみ合いや戦争はありません。

 日本は死んだらみんな神になって、一切の責任は追及しない大らかな風土ですから、過去の悪事を切り離せず、いつまで経っても尾を引きます。江沢民なども日本の軍国化を理由に反日暴動を煽って求心力を付けていました。当時は「アフォなこと言ってるなぁ」と思てましたが、実際今の日本は軍国化への道を歩んでいるわけだし、周辺国の危惧は当たらずとも遠からず。ま、どっちがいいのかは分かりませんが、欧州のやり方に比べて日本は稚拙であり、孤立化への道を辿っているように見えます。・・・もう一遍鎖国してみる?国内だけなら、厳しい断罪なしでもなあなあで生きてけるかもね。ナムナム

8月2日(金)大雨時行(スコールが時々ある頃)、どないしてくれはりまんねん♪

 今日も猛暑っしょ、晴れときどき曇り。27℃~35℃、61%。とても蒸し暑いふいんきなぜか変換できない?)。プールだん。

 

 言語はルールではない:単なる使用上の習慣なんだす。でも、統一には有効。

 言語ってのは積み上げ形式で構成されて行くけど、言語の意味は使われなければ胡散霧消ってな二面性があるんだす。ヴァス イスト ダス?こりは一体何じゃらほい?つまり意味が先ってこたー全くナインすよ。使われて行く中において、意味っつうのはどんどん変化していく生き物なんすね、言語っつうのは。まさにはっきりと申し上げて、いわば言語は固定して考えてはその本意に悖るつうことなんですぅ。いわば、すべての言語批判者は、アフォっつうことですか?そーなんです、あれはいかんこりはいかんつう固定主義には適さないイシューなんすよ。そもそも、間違った使い方なんつーのが、とてもはんずるかすい言動なんすねぇ。どもども。

 そもそも国民国家形成の過程で、言語統一の運動が世界的に起こって、各地のローカル言語を人為的、意図的、意志的に統一して現在各国の国語ができました。ですから国民国家とは国語であると言っても過言ではありますまい。日本でも明治期に国民国家を形成するにあたって尋常小学校にて「さいたさいたさくらがさいた」などとおせーたのが肝だったんす。つうこたー、国語を毀せば国民国家も壊れるんかな?国語の乱れを嘆く保守層のじいさんの言動も少しは理由があったんだすぅ。ども。

 

 (cf.古代ギリシャでも、ギリシャ人の範囲はギリシャ語を話す者だったですよ。バルバロと変な言葉を話す者たちはバルバロイ(野蛮人)と呼称され、ヘレネスギリシャ人)とは明確に区別されました。これは生まれつき(これがそもそも怪しいですが)によらず、言語習得さえすればギリシャ人になれるんだから、現代日本よりか余程柔軟な民族観でありますまいか?)

 

8月1日(木)葉月なり。朔。月夜の晩ばかりではないでよ。

 蒙気晴れときどき曇り。26℃~35℃、63%。東京は今年初の猛暑日。プールだん。

 

 

 新聞記者とは:なんとか立ち直ってほすいだす。

 物凄く久しぶりに映画を見た。アンタッチャブルズならぬデタッチト・ウォッチドッグ@「新聞記者」ですぅ。田中哲司演じる内調の幹部がいい味出してました。でもこんなのがホントにいたら怖いですねぇ。政権安定化の為に、国内のあらゆる工作を担当しています。スキャンダルねつ造からネット工作まで。反政権と見なしたら、その人の瑕疵を洗い出して脅すとか、まるでやくざみたいですぅ。ソ連ナチスの秘密警察並の工作を担当し、良心的な官僚は自殺に追い込まれます。

 現代の日本は、かなーりこんな状況に近づいていると印象操作させる内容です。でも、表面に現れた現象だけでも、この映画が描く内容と五十歩百歩。その手口の汚さには、ほんとに辟易させられます。でも、こんな映画が上映されてるうちはまだ益しだと言う意見もありますが、安心してると「ゆでガエル現象」に嵌ってしまうかも。一旦大勢が決まってしまうと、勇者はただ磨り潰されるがまま、という歴史もあるから今が分水嶺かも知れませんねぇ。でも、家族を人質に取られると弱いよね。これは最悪兵器よりも悪どいと思います。

 ま、アングラではなく一般劇場でけっこう当たってるというから、日本もあながち捨てたもんじゃあーりまへん。ども。